玉山登山は山荘の改装工事中とて断念、さらに雪山登山も台風で入山禁止などで、あきらめの晩秋の台湾の旅となり、無念の旅として長々と編集したけども、中味はたったの一週間の旅ブログ。数回限りでと予定していたがとうとう11回にもなった。台湾の山々が気に入って何度も登っているように、台湾の街も何度訪問してもわが街の如くで。書けばキリがないほど。
最後に、帰国の前日と当日の二日間の台北周辺の散策を思い出して、断片的に書いてみよう。
毎度お馴染の、昔からある登山道具屋さん、「登山の友」 という店名が親しみ易い。 宿舎から近い中山路と忠孝路の交差点脇にある。しかし最近はそこの並びの前後の店舗にも登山関係の店がずらっと並ぶようになって便利といえば便利かな。登山地図なども豊富にある。 東京でも神田の古書街以外には、こんな現象は見られない。台湾の登山が隆盛になったのか。
交差点の方から見ると。山道具屋を表す看板が面白い。
サムさんの車で午後の三時昼過ぎに総統温泉に向う。台風の影響で自動車道路に接する、海岸に寄せる波のすさまじさを見ながら。 テレサテンの墓は一段と人気が出て墓前の整備もさらに拡大。この像も確か以前とはちょっと違うかな。こんな金ぴかじゃなかった。
ここ太平洋を見下ろす斜面の閑静だった墓地も観光人気のおかげで今は満杯状態で増設計画があるそうな。 さらに人出が多い土地柄という事で最近は美術博物館も新設されて
いる。
その後、総督温泉の屋上野天風呂から荒れる海の情景を十二分に堪能してから、夕食を近くの野柳海岸の 「四姉妹が開いている店」 に行こうということに 。しかし店に入ると 「四姉妹じゃないよ、私を入れて五姉妹の店だよ」 と注文を出したのは彼女等のオッカサンだった。なるほどまだお若いな。これもよしか。
四姉妹の店には日本人客は滅多に来ないとのこと。先ずは下の写真のようなアサリ料理から。
翌日、空港に入る前に、通常の道を外れて遠回りに、市内から海岸沿いに出てから空港へ向うルートで宿舎を出発。
市内を巡って、孔子廟などを見学してから、淡水川沿いに北上して東シナ海に面する海岸へ出る。数キロ海沿いの道を走って空港近くの漁港へ
賑やかな魚市場を覗いたり、店頭販売の魚介を料理に捌いてくれる下の写真の店で最後の食事を味わう。いつもは同席しないサムさんも一緒に昼ご飯という事に。 お別れだからね。
漁港に近い海辺、荒れる海。それでも若者が強風の中を凧を揚げている。
最後になりましたが。
今回予定の登山は突発的な台風災害で直前の入山禁止の通告を受ける。日本では考えられない行為だけど、行政指示での登山行動禁止はいいことだなと思う。我が国では個人の入山は禁じない。とかいっても場合によってはヘリコプタ-救助要請などには応えている。変だな!
国立公園内の山岳登山の入山出入りを制限して管理するのはあるべき姿だと台湾の国外からもも大賛同する次第。
とはいえ今回の登山計画に同行いただいたけれど、こんな状態になってしまった。しかし愚痴を言わない安藤さんには感謝と御礼を申し上げます。初の台湾登山に成果がなく申し訳ない。
台北の周浩元さん、ご助言をいただき有難うございました。この春に予定の玉山登山では再びお世話になります。
皆さん! 次の台湾登山の成果報告ブログで、再びお会いしましょう。