乗船して一夜が明けると、既にクラン港に接岸している。
船室のデッキに出て初めて訪れた港を観察すると、
海峡と隔てられた航海水路が浅瀬のせいか、港の施設までは長い桟橋が必要なんだ。
赤茶色の屋根葺きと白い壁が南国の雰囲気。
明日入港のランカウイ港の桟橋はもっと長いけど、ここと対照的に上屋はない。
船内新聞情報。今日の現地の気温は24度、曇り時々雨と。
今日の一日観光は、クアラルンプールまでの往復と市内観光を貸切タクシーで予定している。
気になる運ちゃんとの価格交渉はどうなる? しかし、さすがだ!
クルーズセンターにタクシー受付けの共同カウンターがあって、客を案内している。
むろん協定価格だから運ちゃんと個別の交渉はいらない。
さて、指定のタクシーに乗り込んで出発だ。
クアラルンプ-ルまでは50km。一部は並行して走る鉄道軌道に沿いながら。
見知らぬ田舎道や小さな町を通過するので車窓からの興味はつきない。
やっと市街地へ到着だ!
なんといっても、先ずはお目当てのペトロナス・ツイン・タワーへ直行する。
この建物の上階はオフイス階だから、最上階などに観光施設や展望階がない。
でも、上階の47階で、二棟をつなぐ渡り廊下の通行だけは時間定員制で無料入場させている。
だから、早朝には当日の入場券がなくなってしまう場合もあるそうだ。
我々が到着した午前10時前でも、夕方4時以降の入場券しか残っていなかった。
で、高いとこからの展望は、次のKLタワーで楽しむとして。
とにかくも、このツインタワーの低層部の地上階へ入ってみよう。
(ツインタワーの容姿は既にお馴染みになっているけど、直かに仰ぎ見るとやっぱり感想は違うね。
圧倒されるけど、外装はややキンキラが過ぎているのかな? でもこの街には合うね)
車を降りて玄関ホールへ向かう路上、脇の花壇に咲く白い花々は? ↓へ
お馴染みの玉簾 (たますだれ) じゃないか。日本固有の花と思っていたけど。
この南国でも咲くのかな? と一瞬思ったけど。 実は南米が原産地だそうな。
低層部は 吹き抜けで、エレベーターが突き抜けている。そこを店舗が囲んでいる。
日本ブランドの商店もいくつか見られる。一巡して観光名所にもなった建物内に満足する。
天井の採光窓からツインタワーを見上げると。
運転手が指定した一時間ほどを、紀伊国屋書店など店舗を見ながら過ごしてから、
待合わせ場所のタクシーまで戻る。
すぐ近くの公園脇にある水族館を予定していたけど、本日は休館との事。
で、次は観光展望のKLタワーへ。
車で10数分、ちょっと小高い丘へ。
東京タワーなどと同じように放送通信塔で中間に展望階などの観光施設がある。
だから、場内外ともに、そこそこの人出で、人気があるんだね。
さあ、展望台からの 眺めは?
中央に重なって見えるけど、先ほどのペトロナス・ツイン・タワーが。
上空からの印象はどうだった?
大都市なのに、ビル建築群といった込み合った風景はなく、奇をてらった建築もなく、
緑地帯が目立つ街。 上海や香港とは違う、日本人好みの街並みだ。
車に戻って、数十分の距離にある繁華街へ。(注 この辺りから撮った写真がないけど)
午後からは、昼食をかねて、この街では人気があるブッキ・ビンタン地区へ。
その中でも人気のショッピングモールのあるビルへ。
モノレール駅に隣接しているロットテン。ここにも日本ブランドのお店が。
吹き抜け廻りの店舗を一巡してから地下のフードコートへ。
上階の店舗街と違ってむせかえるような人混み。昼時とはいえ、こんなに人気があるの?
座席の確保さえ出来ないから、好みのメニューを売っている屋台へも並べない。
でも嬉しいね! マレーシアの方と席を並べて美味しいものを食べられるなんて!
食後は再び上階へ。コーヒーショップで昼休み! と。
タクシーとの待合わせ場所に戻ってから、チョッと早めだけど、帰路へ。
船内では。
夜は フォーマルの日 だったね。
前回のバーゴ乗船の直前に時に購入した、ウエアーを持参していた。
船長パーテイでの催しだったかな、ここセントラムデッキは正装で出席する。
レストランで。 この時間、いつもの座席の周辺にて。
この辺りからやっとクルーズの雰囲気を感じるようになってきたけど。
でも撮った写真が、いかんとも少ないので、残念だね!
マイルームの扉にはわかりやすくする様に、こんな新年の松飾りを掲げて。
さて、夕方五時前にはクラン港を出港している。 明日の朝にはランカウイ島着だ。
二度目の訪問だからチョイとは馴染んでいるはずだけど。 お楽しみに。