阿里山の宿舎ホテルを出発し、国道98号を東進、二時間弱で上東哺の注文到着。
ここで、送迎車の運転手さんとお別れ。明日昼頃下山したら、再びここに、お迎えに来ていただくのだ。
↓ 駐車場で、北方向を眺めると、左手に阿里山の姿が!
↓ 右手に一段と高い山が見える。数年前に登山している、台湾第二の高峰「雪山」かな?
ガイドさんに尋ねると「ここからは見えないよ、あの稜線は中央山脈です」との事。
↓ 辺りの野草も馴染みのあるもの。
↓ 駐車場から警察小隊の事務所へ移動。
↓ この辺りも花木などが賑やか。
ガイドさんが警察小隊の事務所で、入山許可書や、我々のパスポートを提示して、手続き業務を終えるまで、待つこと、数十分。
その後、警察の車で登山口の塔塔加鞍部まで移動する。料金は微小額だが有料。山越えの山道を徒歩で登山口まで数十分頑張る方が多い。
登山口で、まず目に入るのは ↓ の山嶺だが、これは玉山でなく玉山南峰のさらに南の山々だ。
↓ お馴染みの登山口石碑の前で、記念撮影。ガイドさんも入って5人で。背後の山は玉山前峰。
ただし、ここを登るのではなく足元の山道を東へと進むのだ。 ↓ 地図を参照!
ここの登山道は、何度も通っているので慣れている。緩い勾配で、じっくりと時間をかけて登る。
しかも入山制限で一日75人の登山者しかいないから、すれ違う下山者も75人。
だから、静かな環境で自然を楽しめるのも特長。
そんな山道でも、売り物のポイントがある。なかでもここ ↓ の大哨壁という場所。↓ の地図も参照。
かっての大昔には、海底にあったという。岩肌に海の生物、貝の化石などが見られる。
日本だったら、恰好な岩登りの場所に利用するけど。そんな輩は台湾にはいない。
↑ 大哨壁から一時間半ほどで、排雲山荘に到着だ!
この山荘は国営小屋で、10年程?前に初めて利用したときは、平屋建て。
屋内は狭いので、食事の際は、小屋の前、つまり屋外ですませていた。
しかし、雨天の際は狭い玄関内で交代で。
三年~四前に、二階建てに建て替えられて一階が大きな食堂、二階は寝室に。
しかし、二段ベッド式は、従来のままで。定員数も70数人も変わらない。
トイレだけは、屋外一か所、室内二か所、しかも立派な設備になった。
さらに、調理方式は、大改革! 従来は各グループが強力さんを雇って運んできた食材を、
それぞれのメニューを、共通の調理場で それぞれの強力さんが調理してグループごとに 食べた。
今は、共通の強力さんが運搬も調理も同じで、同じ食堂で食べられる。よくなったね!
この変わり様は、当ブログ内の昔の記事を読み返すとよく分かる。懐かしいお顔も拝見できるし。
↓ 玄関前を見ると、狭い敷地に無理やり山荘が建っている現状が分かる。左側はもう崖っぷちだ。
二階の廊下、左右は寝室。
↓ 一階の食堂。
↓ 日没直後の室外の情景。黒い雲が気になるけど。
樹林帯は、この山荘から、まだまだ先の高い標高まで。森林限界は3700Mまで 続いている。
翌日の登頂は、未明の3時過ぎに小屋を出発して5時過ぎのご来光を眺める。
筆者の庵主は、予定通り小屋で待機することにして、登頂を見合わせた。既に何度も登頂しているからね。
↓ 仲間三人の記念撮影。初登頂おめでとうございます!撮影はガイドさんで。
この石台には、かって蒋介石の像があった。 政権交代があってから撤去された。
↓ ご来光は残念ながら、マアマアだったらしい。
次回(その5)は、下山後の帰路の記事から。