チャンプ
1979年(米)
監督:
フランコ・ゼフィレッリ
脚本:
ウォルター・ニューマン 製作:
ダイソン・ロヴェル
主演:
ジョン・ヴォイト
フェイ・ダナウェイ
リッキー・シュローダー
【あらすじ】
ボクシングの世界チャンピオンだったビリー(ジョン・ヴォイト)は妻に逃げられ8歳の息子とふたり暮らし、酒とギャンブルに溺れる毎日を送っている。
それでも息子のTJ(リッキー・シュローダー)だけは今でもビリーを「チャンプ」(チャンピオン)と呼んで慕っている。
そんなある日、ビリーは別れた妻のアニー(フェイ・ダナウェイ)と再会する。
ファッションデザイナーとして成功している彼女を見て、ますます自分が惨めになったビリーは、ギャンブルに負けて多額の借金を作ってしまう。その上ケンカをして警官を殴り留置場に入れられる。
ビリーはTJに、母親のアニーと暮らすよう言うのだが、TJはアニーが実の母と知るとショックからビリーの元へ帰って来てしまう。
ビリーはTJのため、もう一度ボクシングでチャンピオンになる事を決意するのだった。
37歳という年齢とも戦いながら、厳しいトレーニングを続け、ついにタイトルマッチのゴングが鳴る。
【感想】
観たいと思いつつ、今の今まで見れなかった作品がこれ。
父と子の深い絆を描いた涙なくしては観れない作品だ。
かつてはボクシングのチャンピオンだったビリーは、今では酒とギャンブルに溺れてしまっている。
しかし息子のアンディはビリーが大好きだ。
父のことを「チャンプ」と呼びいつの日かまたリングに立つ日を信じている。
そんな息子のために、ビリーはリングに上がることを決意するが
戦うには年を取りすぎていたビリー。
そしてリングでの戦いの後、ビリーは帰らぬ人となる。
父親大好きで利口で優しいアンディ(リッキー・シュローダー)の演技にメロメロ
アンディの健気さに胸を打たれる。
ここまでわが子に慕われる父親というのは幸せだよね。
子役のリッキー・シュローダーは『チャンプ』でゴールデングローブ賞新人男優賞を受賞するほどの華々しいデビューを飾り、成人後も俳優、監督、脚本として活躍しているようだ。
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