
第七天国
(1927・米)
監督:
フランク・ボーゼイジ
原作:
オースチン・ストロング
出演:
ジャネット・ゲイナー
チャールズ・ファレル
サイレント期のメロドラマの中でも最上級の名編
第一次世界大戦前夜のパリ。
下水道掃除人の主人公、シコは、ある日路上で実姉に鞭で打たれている薄幸の娘、ディアーヌを助ける。
行くところがないという娘を仕方なくぼろアパートに連れて帰るが、そこは7階建ての屋根裏部屋、
彼は、そこを「7階にある天国」と呼んでいた。
二人はやがて恋に落ち結婚するが、シコは大戦に召集されてしまう。
シコが言う。
「Let me fill my eyes with you!!」
お互い離れた場所で11時になると相手を思い出すことを約束する。
離れた場所から、くる日もくる日も二人は魂で会話を繰り返すのだ。
ハリウッドお決まりのハッピーエンド。
とにかく映像が最高だ。
“向上を目指す者には、
天まで届く梯子(はしご)がある
それは下水道から星まで伸びている。
すなわち、“勇気の梯子”である。”
無神論者で、人間臭いシコが最高
すこし滑稽で、悲しくて
純粋な恋愛はせつな過ぎて心打たれる。







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