短時間だが園内を巡り、隣接する川も覘いた。
梅林公園のロウバイは、日陰にある木はまだ蕾だったが、日向にある一本の木は満開で甘い香りをあたりに漂わせていた。


梅林公園と埼玉鴨場の境付近で採餌するシロハラの姿をゆっくり見ることができた。今シーズン、やっとシロハラの姿を
撮影できた。



埼玉鴨場の木にアカゲラがいたが逆光と距離が遠いため、証拠写真しか撮れなかった。
また、その近くで盛んに鳴いているカケスは、姿を確認することすらできなかった。

メジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シメ、ヒヨドリ、モズ、キジバト、ハクセキレイ、アカゲラ、ツグミ、シロハラ、
カイツブリ、ヒドリガモ、カケス、カワウなどが観察できた。





駐車場に着くと、隣の越谷鴨場から、板木を叩き鳴らす音が聞こえて来た。
ここでは、冬鳥の声は聞こえるものの、なかなか姿は確認できなかった。
大吉調節池ではまともな写真が撮れなかったアオジが近くに来てくれたので写真に収めることができた。

観察できた鳥は、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、ツグミ(鳴き声)、アカハラ(鳴き声)、
カケス(鳴き声)、モズ、アオジ、シメ(鳴き声)、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ジョウビタキ(雄、雌)などである。


また、植物ではサザンカ、ボケなどの花が見られたほか、ロウバイに蕾が付いているのが確認できた。


また、桑の木にドクガ科?の幼虫と思われる毛虫がいた。

途中で一時小雨が降り始めたので帰途についた。
大吉調節池で定例観察後、疲れていたが越谷梅林公園を訪れた。
昆虫を観察する目的で越谷梅林公園内を少し回った。公園内には、キバナコスモス(園芸種、メキシコ原産)が植えられており、ツマグロヒョウモン、アゲハ、オオスカシバなどが吸蜜に訪れていた。外国産の派手な色をした花が植えられていると、在来種を訪れる昆虫の数が減り、受粉の確率が減るというような事態が生じるのではないかと考えさせられる。
梅の木には、ツクツクボウシがとまり、盛んに鳴いていた。
観察できた昆虫は、アカボシガマダラ(外来種)、アオスジアゲハ、キアゲハ、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ジャコウアゲハ、シオカラトンボ、アブラゼミ、シオヤアブ、キアシナガバチ、ウリハムシ、ハラビロカマキリなどだった。
帰り際に、クチナシの植えられている箇所にオオスカシバの幼虫がいないかと見に行ったが、幼虫は確認できなかったが、オオスカシバが葉の上にとまってじっとしているのを見ることができた。何をしていたのだろうか?
また、産卵をしているような光景も見られたが、卵は確認できなかった。
元荒川沿いを梅林公園から北越谷第五公園付近まで歩いた。
ここでもアカボシゴマダラを複数頭見た。また、今年初めて、ツマグロヒョウモン1頭を始めて見た。
鳥は、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、キジバト、カワラヒワ、ツバメ、カワウなどが観察できた。
植物は、オオジシバリ、アメリカフウロ、ユウゲショウ、ギシギシ、カラスノエンドウ、ホソアオゲイトウ、ケキツネノボタン、カキドウシ、フジバカマなどが見られた。
堤防の上の一角には紐で囲われて保護されているフジバカマがあった。縄で四角に区切られた一角にだけ密集して生育している光景は異様である。また、近くには、同じく縄で囲われたナガボノワレモコウが生育している。植物にとって囲われた中に生育することは幸せだろうか?
昆虫は、アゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハ、ヒメウラジャノメ、ベニシジミ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラなどが見られた。
人為的に放蝶されたアカボシゴマダラを見ることの方がゴマダラチョウを見ることが多いというのは、悲しいことである。近頃は、林床に落ち葉を残さないような公園管理方法が広く行われていることが、ゴマダラチョウが少なくなった要因の一つかもしれない。