クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

トゲキジラミ(昆虫カメムシの仲間) その2

2021年02月04日 | 昆虫
トゲキジラミの幼虫の写真がピンボケだったので、ちゃんと撮影しようと考えた。
再度、アリタキ植物園に行こうかとも思ったが、入園料100円をケチって?、北越谷第五公園にも
シロダモがあり、アオスジアゲハが葉に産卵していたことを思い出し、北越谷第五公園のサンクチュアリ
にでかけた。
シロダモの若い木が何本もあるので、チェックしていくと、やっと、見つけられた。
シロダモの葉裏
何枚も接写拡大した写真を撮影したのだが、薄暗かったのと、対象物が小さいので、良い写真は撮れなかった。
しかし、今度は幼虫を認識して撮影したので、判別できるような写真は撮れた。
トゲキジラミ成虫
上の写真を見ると分かるが成虫の翅脈、胸などに棘が見られる。
トゲキジラミ成虫と卵
トゲキジラミ卵と幼虫
幼虫
トゲキジラミ幼虫拡大
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トゲキジラミ(昆虫カメムシの仲間) その1

2021年02月03日 | 昆虫
アリタキ植物園に1月末、樹木の冬芽の観察に行った。
アリタキ植物園の付近から久伊豆神社の方向を望遠レンズで撮影すると、初詣の人で賑わっているのがわかった。
露天もでていた。
久伊豆神社参道
この賑わいとは対象的にアリタキ植物園は、私のほかは、1から2組の人がいるだけだった。
アリタキ植物園入口
園内を巡って樹木の冬芽などを観察し、最後の方に、シロダモの芽を撮影し、葉表そして葉裏を撮影しようとみると、
白いふわふわした綿片のようなものが付いていた。
シロダモ芽
シロダモの葉表
シロダモの葉裏
このような白い蝋質のものはクワキジラミで知っていたので、これを形成しているものが何者かと、デジタルカメラで
拡大してみた。
翅の脈にトゲが生えている小さな昆虫がついており、それから白い小さな白いリボン状の物質が伸びていた。
この他、小さい灰白色からオレンジ色の卵らしいものと、オレンジ色の幼虫らしいものが写っていたが、ピンボケで
判別できなかった。
トゲキジラミ成虫
周りに幼虫がいる
周りに卵がある

帰宅して、ネットでシロダモにいるキジラミを検索するとカメムシ目、キジラミ上科に属する「トゲキジラミ」であること
がわかった。
また、手持ちの「虫こぶ入門」薄葉著をみるとなぜか、記載があった。トゲキジラミはカナクギノキやクロモジにつくと
虫こぶをつくり、シロダモではつくらないなどと書いてあった。興味深い昆虫だ。

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<参考>クワキジラミ
クワの葉で見られるクワキジラミの写真を参考に掲載する。
2020年5月中旬幼虫と成虫
同上成虫

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