三重県の最南端熊野川のほとりに位置する南牟婁郡紀宝町で、昔ながらの木桶を使った静置発酵法醸造酢をつくりつづけている合資会社 中野商店さんに撮影に行ってきました。
先代が亡くなられてからなので10年ぶりぐらいに仕込みの撮影をしました。
昨年の台風12号による熊野川の氾濫で、みふね酢さんも大きな被害を受けましたが、木桶が無事だったのでお酢の仕込みができました。
これが蔵の中です。
今回で3回目の仕込みで、タンクの中には、お米が発酵してとても良い香りと、ぶくぶくと泡立つ元気な音が聞こえていました。
約20日間かけて「どぶろく」にします。お酒からお酢に変えて行くのです。
水害で無事だった大きな木桶。高さは2mほどでしょうか。
お酢を詰める瓶が並んでいたのですが、こういうところも写真に撮りたくなってしまいます。
今年も、おいしいお酢が出来上がるのが楽しみです。