システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2018.8.28) EBSCO Discovery Service ユーザー会 2018

2018-09-05 20:37:14 | 次世代OPAC
大阪会場で参加。

案内サイト(PDF)はこちらのURL:
http://www.ebsco.co.jp/edsusermeeting/invitation_2018.pdf

20名ほど参加。EDS以外の他社製品を導入している機関からも参加者あり。
EBSCOさんから報告が出るみたいなので、簡単に雑感を。

○某国立単科大学の図書館の方から事例報告。
 導入背景。調達方法。
 個人的に興味を引いたのは、報告事例が少ない以下のこと。
 -ディスカバリーの認知度調査: 2~4回生対象の全学アンケートにディスカバリーのことを含めてもらった。結果は、相当低かったような。
 -講習参加者数の報告: あまり多くなかったと記憶します。

○3グループに分かれたディスカッションは、議論の焦点が絞られず(幅広かったとも)、なにか共通認識のもとに議論できなかった印象。

 例えば、Webサイトでの見せ方、インストラクションの機会(よくある1回生向けの授業一コマで触れてるか)、想定利用者・場面など、共有した上で議論を進める方が有意義だったような印象も。

○もうちょっとでも利用イメージがないと空虚な議論になるような。
 ユーザとの雑談、窓口対応などから透けて見えることってないでしょうか。

私が限られた範囲でインタビューしたところでは、比較的活用してる人は、
 -専門DB vs ディスカバリー とは認識していないような
 -学部低年次より、高年次・院生などが活用するケースが多そう
 -ディスカバリーの網羅性に期待
 -意外とディスカバリーの存在を自力で発見した人が多い
 とか。。。
 #この辺り、私がまだ(頭の)リハビリ中なので、ややテキトー。すみません。

使っていない人、数名に軽く聞いてみると、当然ディスカバリーのことは知らず、別のDBを活用されてて、それで文献検索ニーズは満たしておられる認識。
 -阪大某理系の教員、院生: arXivと、あれとかは頻繁に使う。
 -東の方の某T大の生物系M1 (2017年度時点): PubMed活用。図書館サイトは長らくディスカバリーファーストだったと思いますが、不認知。学部に入学した時は導入前だったから?
 #ここも、ひらめきで思い出した範囲で…

私の予備調査結果も、どっかで発表した方がいいのでしょうか。

○その他
「広報」の話もある意味で定番。
ただ、1回生での授業(?)で伝えたはずのCiNii のことを3回生になると覚えていないというのが問題状況として認識されていることもあるようで、、、これって短期記憶・長期記憶云々の話を持ち出すまでもなく、当然では?

使える機能だけじゃなく、利便性や、どんな場面で有用か伝えるというのも基本としたい。
その上で、どの階層に、どんな風に伝えていくかを考えたい。

そんなに簡単に伝わらないよ~というのも基本認識で(伝わらないことはある意味で課題ではない)。
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