例によって、聞き取った・メモした範囲の個人的メモです。
■日時: 2020年6月25日(木) 14:10~14:40
■研修・セミナー・講演会などの名称
第1回学術情報ソリューションセミナー on the Web
「Summon A to S 一橋大学附属図書館ディスカバリー改修事例」
■場所: Zoom開催
■主催者: 株式会社サンメディア
発表者: 一橋大学 学術・図書部学術情報課 尾城 友視・柴田 育子
■内容
●新・図書館サイトのコンセプト
・非来館利用重視。電子資料増加
・電子リソースにアクセスしやすいサイトへ
→Summonをトップに
●ディスカバリーの課題
・旧称 「HERMES-Articles」の用途、目的が曖昧。
「Articles」だけど、検索語によっては、論文がヒットしないとか。
・職員の理解不足 → 苦手意識
●新ディスカバリーへの期待
・利用者: 論文は論文名で検索。「OPACは掲載雑誌名で」と言っても、論文名で検索する。
◆この話、10年以上。そのリテラシーを求めるのは、より難しいでしょう。
・図書館: 電子リソースの利用増。提供を簡易に。
◆目的に「利用増」が入るのも、よくある? 後者が重要かと。
→PT結成
●ポイント
・コンセプト: 「学術情報検索ツール」。名称も「HERMES-Search」に。
◆名称変更は、混乱の元とも思いましたが、サイトリニューアルと同時だから、弊害は小さく? 活用してたユーザは混乱したような。
・インターフェース: 細かい改修を実施
-翻訳の見直し
-ファセットの順序。「資料タイプ」を上に。主題を絞る前に、資料タイプだろうと推測。
-OPACへの検索語の引継ぎ。画面右側の小枠にて。
◆これは面白い、と思いましたが、見方を変えると、OPACの検索機能に期待を残していることなのか。
・OPACとの役割分担
-電子ジャーナルのOPAC登録を省略
-電子ブックのOPAC登録は継続(Summonでは章単位でないと検索できないものがある)
・日本語論文検索の動線
-SummonはCiNii Articles の一部しか検索対象にならない(条件は失念)。
◆同志社も阪大も、CiNii Articles が対象になっているか、いっつも分からなくなる(「ソース」表示に出てなかったり。複数の情報が統合されるだけなのか)。なので、操作記録とかメモを残してる。阪大では CiNii Articles は対象と最近見た気がする。
-NDL雑誌記事索引を検索対象に。
NDL Search にリンクするデフォルトを、リンクリゾルバに変更。
Web上に本文がない日本語論文もあるので、そこから学内所蔵やILLへ誘導。
●発表者の感想
・表示順のナゾなど不満はあったが、コントロールできるところはある。
100%の理解は必要ないと割り切り、ある程度受け入れる。
・カスタマイズが多岐にわたり、ややこしい。
・図書館員に使ってもらうハードル。細やかなOPACとは異なる。
利用者がどのように検索ツールを捉えているか考えてみることも大事ではないか。
◆ほんと! 私の修論、乞うご期待。
●業務分担を明確に
(質疑)
・サイトのトップがOPACでなくなって、ネガティブな反応は?
→反応は良くも悪くもない。使ってくれているのかなと。
・利用増加へのアクションは?
→広報誌くらい。取り立ててはナシ。
・OPACとの違いをどう説明しているか。
・コンセプトが「電子リソースにアクセスしやすいサイトへ」とのことですが、社会科学系の学部1-2年生は、主に和図書を使うことが多いと想像します。
そのような学生層への混乱は? (登校者が少ないので、評価できない??) *これは私から。
→2月リニューアルなので、学生からの反応は特になし。
→バイトの学生は、Webサイトが変わった=検索システムが変わった ということで、混乱は少なかったか。
→1年生は来校していないので、反応はない。
→現時点で、詳細不明。
・発表者2名の所属
→柴田:雑誌情報係(管理系)、尾城:レファレンス担当(サービス系)、もう一人はシステム系。その3人で検討。
・学外からのディスカバリーの利用で、コンテンツへのアクセスは?
→EzProxy利用。概ね問題なし。個別の問題は、EzProxy関係の問題か。
(私の雑感)
・図書館サイトのトップ検索窓を、OPACからディスカバリーに変更した一橋大学図書館からの報告で、興味深く参加。
・職員の苦手意識って、まだあるのかぁ(ある意味当然?)。同志社等では、レファレンスの場面で、ディスカバリーを勧めることもあるとかで、部分的には定着しているのかと想像もしてるのですが。
・ディスカバリーのアクセス数が増えたとのことですが、まぁ当然の結果。各コンテンツのアクセス数がどう変化したかの続報も期待ですね。
・トップ検索窓の大きな変化にユーザがどう感じたかの部分は、まだ捉えられていない様子。感じられてもいなさそう?
・ディスカバリー・ファーストの大学図書館から、その辺りの報告があることを期待。
■日時: 2020年6月25日(木) 14:10~14:40
■研修・セミナー・講演会などの名称
第1回学術情報ソリューションセミナー on the Web
「Summon A to S 一橋大学附属図書館ディスカバリー改修事例」
■場所: Zoom開催
■主催者: 株式会社サンメディア
発表者: 一橋大学 学術・図書部学術情報課 尾城 友視・柴田 育子
■内容
●新・図書館サイトのコンセプト
・非来館利用重視。電子資料増加
・電子リソースにアクセスしやすいサイトへ
→Summonをトップに
●ディスカバリーの課題
・旧称 「HERMES-Articles」の用途、目的が曖昧。
「Articles」だけど、検索語によっては、論文がヒットしないとか。
・職員の理解不足 → 苦手意識
●新ディスカバリーへの期待
・利用者: 論文は論文名で検索。「OPACは掲載雑誌名で」と言っても、論文名で検索する。
◆この話、10年以上。そのリテラシーを求めるのは、より難しいでしょう。
・図書館: 電子リソースの利用増。提供を簡易に。
◆目的に「利用増」が入るのも、よくある? 後者が重要かと。
→PT結成
●ポイント
・コンセプト: 「学術情報検索ツール」。名称も「HERMES-Search」に。
◆名称変更は、混乱の元とも思いましたが、サイトリニューアルと同時だから、弊害は小さく? 活用してたユーザは混乱したような。
・インターフェース: 細かい改修を実施
-翻訳の見直し
-ファセットの順序。「資料タイプ」を上に。主題を絞る前に、資料タイプだろうと推測。
-OPACへの検索語の引継ぎ。画面右側の小枠にて。
◆これは面白い、と思いましたが、見方を変えると、OPACの検索機能に期待を残していることなのか。
・OPACとの役割分担
-電子ジャーナルのOPAC登録を省略
-電子ブックのOPAC登録は継続(Summonでは章単位でないと検索できないものがある)
・日本語論文検索の動線
-SummonはCiNii Articles の一部しか検索対象にならない(条件は失念)。
◆同志社も阪大も、CiNii Articles が対象になっているか、いっつも分からなくなる(「ソース」表示に出てなかったり。複数の情報が統合されるだけなのか)。なので、操作記録とかメモを残してる。阪大では CiNii Articles は対象と最近見た気がする。
-NDL雑誌記事索引を検索対象に。
NDL Search にリンクするデフォルトを、リンクリゾルバに変更。
Web上に本文がない日本語論文もあるので、そこから学内所蔵やILLへ誘導。
●発表者の感想
・表示順のナゾなど不満はあったが、コントロールできるところはある。
100%の理解は必要ないと割り切り、ある程度受け入れる。
・カスタマイズが多岐にわたり、ややこしい。
・図書館員に使ってもらうハードル。細やかなOPACとは異なる。
利用者がどのように検索ツールを捉えているか考えてみることも大事ではないか。
◆ほんと! 私の修論、乞うご期待。
●業務分担を明確に
(質疑)
・サイトのトップがOPACでなくなって、ネガティブな反応は?
→反応は良くも悪くもない。使ってくれているのかなと。
・利用増加へのアクションは?
→広報誌くらい。取り立ててはナシ。
・OPACとの違いをどう説明しているか。
・コンセプトが「電子リソースにアクセスしやすいサイトへ」とのことですが、社会科学系の学部1-2年生は、主に和図書を使うことが多いと想像します。
そのような学生層への混乱は? (登校者が少ないので、評価できない??) *これは私から。
→2月リニューアルなので、学生からの反応は特になし。
→バイトの学生は、Webサイトが変わった=検索システムが変わった ということで、混乱は少なかったか。
→1年生は来校していないので、反応はない。
→現時点で、詳細不明。
・発表者2名の所属
→柴田:雑誌情報係(管理系)、尾城:レファレンス担当(サービス系)、もう一人はシステム系。その3人で検討。
・学外からのディスカバリーの利用で、コンテンツへのアクセスは?
→EzProxy利用。概ね問題なし。個別の問題は、EzProxy関係の問題か。
(私の雑感)
・図書館サイトのトップ検索窓を、OPACからディスカバリーに変更した一橋大学図書館からの報告で、興味深く参加。
・職員の苦手意識って、まだあるのかぁ(ある意味当然?)。同志社等では、レファレンスの場面で、ディスカバリーを勧めることもあるとかで、部分的には定着しているのかと想像もしてるのですが。
・ディスカバリーのアクセス数が増えたとのことですが、まぁ当然の結果。各コンテンツのアクセス数がどう変化したかの続報も期待ですね。
・トップ検索窓の大きな変化にユーザがどう感じたかの部分は、まだ捉えられていない様子。感じられてもいなさそう?
・ディスカバリー・ファーストの大学図書館から、その辺りの報告があることを期待。
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