『70歳の正解』 (和田秀樹、幻冬舎新書、2022)
ISBN: 978-4344986640
80歳の本に続けて、読んでみました。
●全体的な印象
いわゆるエビデンスより、考えや行動の指針を示す感じ。
けど、自分より年上で、臨床も含め、経験も多い方の話には参考になることもあろう。
●メモ
・p.72前後
脳を使おうとか、新しいことを経験しよう(通る道を変えてみる程度でも)などの文脈で、「小 . . . 本文を読む
『80歳の壁』 (和田 秀樹、幻冬舎新書、2022)
ISBN: 978-4344986527
試しに(人生的には少し先の年齢だけど)読んでみた。
●感想
・科学的な記述より、考え方の面が大きい。けど、それはそれで大事。
・医学的、健康診断的なことは、読むのに少しリテラシーが必要な印象。文字の表面だけだと、誤解してしまいそう。
・自分(たち)がいずれ経験するであろう老年期のことって、もう . . . 本文を読む
『復活への底力:運命を受け入れ、前向きに生きる』 (出口治明、講談社現代新書、2022)
ISBN: 978-4065239506
●ライフネット生命保険の創業者で、APUの学長も経験された出口さんの著書、2冊目。
脳卒中を発症して、右半身が麻痺、言葉も「あー」「うー」程度に。言われたことの認識もイマイチという状況に。
●ある種の「病気の体験記」ではあるが、各所に出口さんらしい考え方が書か . . . 本文を読む
『「教える」ということ:日本を救う、[尖った人]を増やすには』 (出口 治明、角川新書、2024)
ISBN: 978-4040825199
●ライフネット生命保険の創業者で、APUの学長も経験された出口さんの著書を初めて読みました。出口さんの考えは、TVや新聞などの記事で触れたことがありますが、著書は初めてです。
これまで聞いたことのある話もありましたが、結構(いい意味で)衝撃でした。 . . . 本文を読む
『日本のもじ鉄:鉄道サインと書体の図鑑』(石川 祐基、三才ブックス、2022)
ISBN: 978-4866732015
個人的には、『駅をデザインする』(ちくま新書、2015) の続編という印象。
https://blog.goo.ne.jp/kuboyan_at_pitt/e/d456b63326cb93984b34060895b41fe7
日本全国の(ほぼ全ての路線の?)駅名標や、駅 . . . 本文を読む
『歩く江戸の旅人たち2:歴史を動かした人物はどのように歩き、旅をしたのか』(谷釜尋徳、晃洋書房、2023)
ISBN: 978-4771036840
『歩く江戸の旅人たち』(谷釜尋徳、晃洋書房、2020)
https://blog.goo.ne.jp/kuboyan_at_pitt/e/ddea6e98c7f9ee40923b4150918a5867
の続編。
最初は、有名人がどうしたんだ . . . 本文を読む
1930年、台湾で起きた霧社事件。先住民が日本人(民間人・子どもを含む)を襲って、100人以上を殺害。日本側は軍を動員して、制圧したという事件。
映画「セデックバレ」くらいの知識しかなかったが、年明けに現地見学も計画しており、少し勉強。
以下、読んだ順。
●『抗日霧社事件の歴史 : 日本人の大量殺害はなぜ、おこったか』(鄧相揚著 ; 下村作次郎, 魚住悦子共訳、2000)
こちらはざっと読ん . . . 本文を読む
『一目千本』は、2025大河ドラマの主人公である「蔦屋重三郎」が「自家版として初めて出版した」(*以下の"解題"の書籍から)、とされる本です。
職場でいろいろ知る機会があったので、共有します。
●『一目千本』の画像
蔦屋重三郎、安永3(1774) 2冊
https://hdl.handle.net/11094/98120
●解題
『遊女評判記. 5』(江戸吉原叢刊_第5巻_江戸吉原叢刊刊 . . . 本文を読む
『宗教学入門』(講談社学術文庫、1997)
ISBN: 978-4061592940
僕には少し詳しすぎるので、なるほどと思ったところを一部メモ。
○権威主義的宗教と人間主義的宗教 (p.86-)
・「権威主義的というのは、何か人間自身とは異なったもの、外なる世界にあるものに絶対的な権威を認め、この外在的権威にいわば盲目的に従ってゆく態度」
例:偶像崇拝、国家崇拝などのファシズムもこれの一 . . . 本文を読む
『大学4年間の宗教学が10時間でざっと学べる』(島薗 進、KADOKAWA、2019)
ISBN: 978-4046041241
宗教ってそもそも何?という疑問、の続きで読んでみた。
悪くない本と思ったが、
『教養としての宗教入門』(中村 圭志、中公新書、2014)や、
『宗教学入門』(講談社学術文庫)
と比べると、「これで大学4年間の宗教学?」と思ったのも事実。
*本書の表紙をよく見たら「 . . . 本文を読む