木道を振り返ると歩く人も疎らになり、色付いた木々も寂し気な色合いに変わっていた。栂池自然園での滞在時間は4時間程だったが、タイミングも良く十分に堪能出来た気がする。急ぎロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ下山。
木道沿いのベンチで遅い昼食を取っていると突然雲間から光が差し込み、辺りが明るくなった。蒼空が半分ほど現われシャッターチャンス到来。散策の皆さんも盛んにシャッターを切っていた。山での撮影は我慢が大事だ。
ポッカリと空いた湿原にナナカマドとダケカンバの一組が主張している。見晴らしの良い「ワタスゲ湿原」を今回の終点としたのは上空を覆う雲がなかなか晴れない為だった。そのお陰でゆっくり撮影が出来たとも言える。また影を気にする事なく撮影が出来た。