犀川流域で峡谷と言える場所に「山清路」と「久米路」がある。険しい岩肌も今は木々の芽吹きに覆われて優しささえ感じる。
「あずみ野池田クラフトパーク」は今、春真っ盛り。花々が咲き誇り木々の新緑と共演している。アルプスを観ながら田んぼに水が入り出した安曇野を一望できる丘で過ごす時間が心地いい。
深夜に霜注意報が出た早朝、手袋無しでは耐えられない程の冷え込みに霜柱があちこちに立っていた。ここの芽吹きにはまだ時間がかかりそうだ。
あまり芸の無い撮り方になってしまったが、実際にこの樹を前にすると鮮やかな濃いピンクの花の色だけを強調したくなってしまう。それ程までにこの樹は人を引き付ける魅力がある。長野県天然記念物。坂中トンネルを抜けた左手の上にあるので、とても目立つ。駐車場も十分あるので路駐だけはご遠慮願いたい。
日本画家の中島千波氏も描いた、樹齢300年以上と言われている県天然記念物のしだれ桜。今年は柵がめぐらされていた。
最近は田舎でもＵ字溝を埋けた用水路が増えてきたが、ここではまだ昔ながらの堰が残っている。草に覆われた畦道が似合う風景だ。
きっと今年は雪不足だった事だろう。八方尾根ゲレンデもすっかり雪が解けている。こぶし咲く頃にはもっと残雪がある筈なんだが。そういえば五竜岳の武田菱の雪形がはっきりと見えていた。
事業所の脇に育つこぶしの大木を撮らせて頂いた。雪が積もっているのかと思う位に満開。こんなロケーションの処で仕事が出来るなんて幸せだ。
一面の菜の花に覆われた丘の向こうにアルプスがそびえる。時期が早かったので木々の芽吹きが間に合わない。折をみて再挑戦したい。
長野市内の「隠れた桜の名所」を挙げると、きっと上位にランクされるでしょう。今年は芽吹きとも重なり、いいタイミングで撮ることが出来た。右側に僅かに映っている笹平分校は昨年度で歴史に幕を下ろした。
高山村には樹齢200年を越えるしだれ桜が20本もあるという。中でもこの桜は映画「北の零年」でオープニングに登場することから人気が高い。まだ五分咲き程度だが、早朝にも係わらず県外からも大勢のカメラマンが押し掛けていた。
