あの時…

今晩はファシリテーターのkumiです。

2年前のあの時、私は職場で入院患者さん達と書道のプログラムの真最中でした。
突然の感じた事のない大きな揺れに患者さん達はびっくりし過ぎたのか、呆然と立ち尽くす人が多かったのを憶えています。
この30名余りの患者さん達をどうすれば良いのかと思いながら、いくら待っても収まら無い揺れに車椅子の患者さんを移動させながら、他の方達には机の下に入る様に声をかけていた時にその車椅子の患者さんが何事も無い様子で、人差し指に付いた墨を取って欲しいと私の方に指を突き出して来たのを鮮明に覚えています。
その時のなんとも言え無い“今此処に居無い感じ”に衝撃を受け、今更ながら患者さん達の状態を思い知らされた感じでした。

その後の報道で病院や福祉施設の被災された話を聞く度、自分だったらどうしていたのかと答えの出無い自問自答を繰り返していました。

その後は、みなさんを各病棟に送ってから遅れて自分自身が振るえるのが中々止まらなかった事、その2週間後には大阪で3in1のファシリテーター・トレーニングがあり、流れて来た“アンパンマン・マーチ”でホテルから会場まで勝手に流れ出した涙を拭いながら歩いて通った事等を憶えています。

どれだけ想像力を働かせても被災地の現実には程遠い事は解っているつもりです。
お金も、力も、頭も無い私ですが、けして、あの日を忘れずに生きて行きたいと思いますm(_ _)m

一日も早く安心して生活の出来る日がくる様に心よりお祈り申しあげます。
最後まで読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m