KSB社員の語り場

近代システムビューロー株式会社(KSB)の社員が交代で何かを語ります。
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夢の対決 大谷vsトラウト

2023年03月29日 21時21分47秒 | 九州支社からの発信

どうもWBC MVPの大谷翔平です。

 

 

すみません、うそです。九州支社の加藤です。4月でもう9年目を迎えます。

 

WBCの興奮冷めやらぬこのタイミングでブログを書く順番が回ってきたことに嬉しさを感じています。

本当はWBCの全てを語り尽くしたいところですが、

永遠に打ち終わらない可能性があるので、

決勝という舞台で最後の最後にあの展開で大谷vsトラウトが実現し、

『漫画でしか書けないシナリオだ』、『野球の神様ってやっぱりいる』、

『WBC史上一番の名場面だ』と話題になっているシーンがなぜそんなにすごいことなのかということに絞って

時系列に従い、好き勝手に語りたいと思います。

 

①大谷&トラウトについて

まずは前提である大谷選手とトラウト選手についてですが、

2人はBaseballの最高峰であるMLBでも人気、実力ともに5本指に入ると言って良いほどのスーパースターであり、

普段はエンゼルスという球団でチームメイトです。

そんな2人の真剣勝負というのは2人を知っている野球ファンであれば誰もが夢見るものでした。

 

②そもそも2人はWBCに参加するのか問題

WBCはサッカーのW杯と違って歴史が浅く(今回で第5回)、

所属チームでの活躍を優先して辞退する選手も結構います(徐々に減ってきていますが)。

トラウト選手もこれまでの大会に出場したことはなかったですし、

投手+野手の二刀流で他の選手の2倍働いている大谷選手に至っては、

所属チームが許さないのではという声もありました。

 

そんな中でトラウト選手はアメリカ代表のキャプテンとして参加、

大谷選手も参加することが決まり(しかも二刀流で出場すると明言した)、

夢の投手大谷vs打者トラウトが観れるのではないか、

と期待を募らせ始めたのです。

 

③組み合わせと投手大谷登板予定の巡り合わせ問題

ただし、ここまではあくまで夢の対決の可能性が0ではなくなっただけの話であり、

実現するには当然 日本vsアメリカの対戦が不可欠ですが、

2チームがぶつかるのは準決勝 or 決勝のどちらかしかありえませんでした。

さらに大谷選手は基本的に先発投手(試合の初めから長いイニングを投げる投手)として起用予定だったため、

両チームが勝ち上がる、かつvsアメリカ戦にタイミング良く大谷選手が登板する必要があったのです。

(多くの球数を投げる先発投手は1試合投げると、ケガ防止のために1週間程度間隔を空けるのが一般的)

 

しかし、準々決勝のイタリア戦で大谷選手が先発したため、

普通に考えればその時点で夢の対決が実現する可能性は限りなく0に近くなりました。

 

④決勝で投げるかも?

そして両チームは決勝の舞台で対戦することが決まるわけですが、

(簡単に書きましたが、日本の準決勝メキシコ戦はご存知の通り死闘の末、

アメリカもベネズエラに負ける寸前で奇跡の逆転勝ちで決勝進出を決め、

両チームが決勝まで勝ち上がってきたのもすごいことです)

決勝当日くらいになって大谷選手のリリーフ起用(試合の途中から投げること)があり得るのでは?との噂が出始め、

夢の対決を期待するファンたちが再びザワザワし始めます。

ただし、仮に投げるとしてもおそらく試合終盤に勝っている展開で1回のみであることが想定されますし、

その中で9人いる相手打者のうち、ちょうど大谷選手が投げる場面でトラウト選手を迎えるのはなかなかハードルが高い話です。


⑤そして伝説へ

試合は3-1で日本がリードした状態で終盤を迎え、

とうとう大谷選手が登板準備を始めたため、

これは本当にくるぞ!と盛り上がってきました。

8回に1点差とされ、その後も少し危ない展開になりそうでヒヤヒヤしましたが、

結局1点差で9回(最終回)を迎えて無事に投手として大谷選手が登板、

アメリカの攻撃は9番から始まったため、

2番のトラウト選手に打順が回ることは確定していました。

しかも、上手くいけば最後のバッターがトラウト選手に…

この時点で多くの人は、やっぱり最高の場面で大谷vsトラウトを見せてくれるんだ、

と野球の神様の存在を信じたと思います。

しかしそう思った矢先、先頭バッターに四球を与えてしまい、

最後のバッターがトラウト選手になる確率がグッと低くなり、

そう甘くはないか...野球の神様って何だよ、

でも夢の対決を見れるのは間違いない!

と切り替えようとしていると...

😨😨😨😨😨

なんとなんと1番バッターがダブルプレーで2アウト。

 

信じられませんでした。やっぱり野球の神様は存在していて、

WBC決勝の舞台で9回2アウト 1点差、

抑えれば勝ち、1発出れば同点で試合は振り出しという最高にヒリヒリする展開、

本当にこれ以上ない演出で何度も諦めかけた夢の対決を実現してくれたのです。

 

そしてその結末がおそらく我々日本人がこの先死ぬまで何度も観るであろう

伝説の1球のシーンでした。

 

 

と、ここまで野球に興味がない人は全然面白くない、というかおそらく序盤で見るのをやめたであろう

『夢の対決 大谷vsトラウト』がいかにすごいことだったのかについてダラダラと語らせてもらいました。

(ただしこれでもだいぶ省略した方です)

 

本当は野球に興味ない人用にこのすごさを他のジャンルに例えるとシリーズをしたいところですが、

やはり永遠に終わらなくなるので、それは飲みながら話をしましょう。

 

それでは。

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