KSB社員の語り場

近代システムビューロー株式会社(KSB)の社員が交代で何かを語ります。
東京・福岡・名古屋の3拠点からお届けします。

ポーカー基礎講座

2021年08月15日 20時30分46秒 | 名古屋支社からの発信
こんにちは。名古屋支社3年目の仕藤と申します。
 
突然ですが私は今ポーカーにハマっています。
 
ポーカー自体は7年前ぐらいにもハマっていた時期があったのですが、AIの進化に伴い当時より戦術が大幅に更新されており、さらにそのような知識をYoutubeで気軽に得ることができたり、無料のツールを使用して自分で分析できるようになっていたのです。
 
本当はこのアップデートされた戦術について語りたいところですが、あまりにも需要が無いと思われるので、今回はポーカーの基礎知識の布教から始めたいと思います。
 
さて、皆様はポーカーというとどのようなものを想像されますでしょうか?
 
恐らくほとんどの方は、配られた5枚の手札を交換して役を競い合う「ドローポーカー」と呼ばれるタイプのポーカーを想像されるのではないでしょうか?
 
実は海外のカジノなどではポーカーと言えば「ドローポーカー」ではなく、「テキサスホールデム」と呼ばれるタイプのポーカーがメジャーになっています。
 
今回はカジノなどで「テキサスホールデム」を遊ぶ際に、フィッシュ(カモ)にならない為に最低限押さえておきたい3つの注意点を紹介させて頂きたいと思います。
 
その前にまずは「テキサスホールデム」について簡単に説明させて頂きます。
 
「テキサスホールデム」は「ドローポーカー」とは異なり、自分の手札は2枚しか配られず、交換もできません(配布された段階で参加料を払わずに降りることは選択できます)
代わりに全員が自分の手札として使用できる「共有札」と呼ばれるカードが5枚場に提示されます。
これら7枚のカードの中から5枚のカードを使って各プレイヤーは役を作ります。
ゲームに勝つためには、相手よりも強い役を作る、または掛け金をベットして相手をゲームから降ろす
という2種類の方法があり、この時に発生する駆け引きこそが「テキサスホールデム 」の醍醐味になっています。
 
詳しいルールはここに書くととてつもなく長くなりそうなので割愛させて頂きます。(途中まで書いていましたが、触りの時点でかなりの文章量になってしまったので)
 
興味を持っていただけた方は「テキサスホールデム ルール」などで検索し、動画などで基本ルールを覚えて、無料のアプリで実際のゲームの流れを体験するのが一番理解しやすいと思います。
 
前置きが長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
ここからはルールを理解して頂いていることを前提にお話を進めますので、ご容赦下さい。
 
それでは最低限押さえておきたい3つの注意点についてお話しさせて頂きたいと思います。
 
1.  参加するハンド(配布された2枚のカード)を絞る(比較的強いハンドでのみ参加する)
 
これが一番重要で、一番できていない人が多い注意点です。
恐らくアプリの一番低いレートの部屋に入ってみると、ほとんどの人が全てのハンドでプレイしている光景が広がっていると思います。(下手すると上級レートにすらいます)
なぜハンドを絞る必要があるかというと、相手の持っているハンドより自分の持っているハンドの方が強い状況をできる限り増やす為です。
 
例えば共有札がA2JJ5、自分の手札がAJ、相手の手札が2Jだったとします。
お互いにフルハウスができている状況ですが、自分はAAJJJ、相手は22JJJのフルハウスなのでこちらの勝ちです。ただしフルハウスというのはとても強い役なので、負けているのにも関わらず相手はオールイン(全財産ベット)を避けられない状況になります
 
このような状況になった時、自分が勝つ確率を上げる為になるべく強いハンドで参加する必要があるのです。
 
では具体的にどのようなハンドで参加するかについてですが、どんな場面でも適用できる、参加推奨ハンドを独断と偏見でまとめてみました。(本当は状況によって参加するかどうかを判断する必要があるので、詳しく知りたい方は「ハンドレンジ ポジション」などで検索してみてください)
 
 
2.  参加する際はレイズする(参加料をつり上げる)
 
レイズは現在の参加料の3倍にするのが無難です。
これも低いレートの部屋ではできていない人が結構います。
なぜレイズして参加する必要があるかというと、共有札が開き切った後にとても強い役ができたとして、その段階になってからいきなり高額の掛け金をベットしたら、
「あ、強い役ができたんですね」
と思われて簡単に降りられてしまい、収益を上げられないからです。
 
レイズで参加したくない人の気持ちも分かります。なぜならハンドが強くてもペアすらできない状況は多々あるからです。一般的に共有カードが3枚の段階でペアができる確率は約3割と言われているので、何も役ができない状況の方が多いです。しかしこれは同時に、相手も同じくペアすらできていない確率の方が高いということです。なので状況によってはブラフ(弱い役で掛け金をベットして相手を降ろすこと)も検討できますし、自分に役がない状況だったとしても、相手にも役がなければ勝敗はカードランクで決まりますので、例えば自分:AK、相手:A2、の状況ならブラフせずとも勝利することができます。
 
自分より前にレイズで参加している人がいる場合は、1. の参加ハンドのうち赤は絶対にリレイズ(相手のレイズに対して更にレイズして参加する事)、青はリレイズでもコール(レイズされた分の金額を払って参加)でも大丈夫です。(基本リレイズの方が良いですが、お金に余裕がない場合はコールでもいいです。)黄色と緑は降りてください。
 
自分のレイズにリレイズされた場合は、赤はリリレイズ(コールしてくれそうならオールイン)青はコール、黄色と緑はお金に余裕があればコールでも良いですが、降りた方が無難です。
 
3.  共有札が開いた後に掛け金をベットする際の金額は、pot(その時点での全員の掛け金の合計額)を基準に決定する
 
急に難易度が上がりましたが、知らないと収益を上げられないので説明します。
例えば自分がとても強い役(最も強い訳ではない)を持っている状況を想定してください。
potが10$の状況で100$のオールインをしたら相手はどうするでしょうか?
自分より弱い役を持っている相手はほぼ間違いなく降りるでしょう。
もしくは自分より強い役を持っている相手からはコールされて、自分は全財産を失う事になるでしょう。
この2つの悪い状況を避ける為にpotを基準としてベット額を決定して下さい。
 
具体的なサイズとしては、potの33、50、66、100%の中から選択するのが無難でしょう。
ベットの戦術としては、強い役(強いペア以上)の時もブラフの時も常に一定額(例えば50%)をベットする方法。
相手をよく観察して、強い役の時はコールしてくれる額を、ブラフの時はついてこれない額を相手によって変化させてベットする方法。
とても強いorとても弱い役で大きな額を、そこそこ強いor負けていそうな役で小さな額をベットする(勝っているか負けているか判断できない役ではベットしない)方法など様々あります。
 
共通していることは、強い役ができたらベットした方が良い状況の方が多いということです。
またレートやリアルマネーかそうでないか等の環境が変われば、相手のコール頻度も変わってきますので、それらを考慮に入れてベット(特にブラフ)をする必要があります。
 
とても長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
このブログをきっかけとして、ポーカー人口が一人でも増えていれば幸いです。

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