「ふしぎな岬の物語」を観た
第38回モントリオール世界映画祭で
審査員特別賞グランプリ、エキュメニカル審査員賞
の2冠に輝いた
和服姿の吉永小百合さんが受賞のあいさつを、フランス語で、
一語一語かみしめる様に話す姿がとても感動的でした
若かりし頃よりも今の吉永さんが好き
特に飾らない自然体の吉永さんが・・・
「ふしぎな岬の物語」は・・・
のどかな太陽と海に抱かれて、静かな時間が流れる岬のカフェ
ホントに岬の突端にポツンと建つログハウスの感じ
店主の淹れる美味しいコーヒーといっぱいの優しさが岬の住人に愛されている
コーヒーを入れるために、舟を漕いで湧水を汲んでくる
店主の悦子(吉永小百合)が淹れるコーヒーはとっても美味しい
「おいしくな~れ おいしくな~れ」と念じながらいれるだけなのだが。
この岬カフェにはいろんな心の傷をもった客が訪れる
母親を亡くしたばかりの少女が父親と虹を探しにやってくる
たまたま寄ったカフェで虹を見つける
岬カフェの壁には虹の絵がかざってあるだ。
この絵は悦子の亡き夫シュウイチが描いたもの
悦子もまたここに描かれた虹をもう一度見たいと毎日探しているのだ
ある時ドロボーがカフェに入って来た
このドロボーも虹の絵に見入ってしまう
悦子に見つかってしまうが、悦子はドロボーには見向きもしない
彼が割ってしまったコーヒーカップを大事そうに拾い、
「ドロボーさん、お金ならレジの中にあるのが全てよ」という
その後、コーヒーを二人で飲みながら身の上話を聞いてやる
生きる希望をもったドロボーは
大事に持っていた出刃庖丁をお礼にそっと置いて帰っていく
常連の谷さんが大阪に転勤になった
早く言えば退職を暗示する左遷だった
独り者の谷さんが仕事を辞めるともう何も無くなってしまう
毎日一人でなんの拠り所もなく過ごさねばならなくなる
考えてみればなんと悲しく淋しい生活ではないか!
大阪に行けば岬カフェには来れなくなる
悦子が大好きだけれど、言葉には出せず大阪へ出発する
陸路を行けば早く経費もかからず行けるものを、わざとフェリーで・・
悦子も谷さんが好きなのだけれど、言葉には出さず
岬からめいいっぱい手を振って見送っていた
岬の悦子とフェリーの谷さんの最後の涙のわかれ・・・
浩二(悦子の甥 阿部寛)の同級生で岬に舞い戻って来たみどり(竹内結子)
親と大喧嘩の末飛び出して行ったので親とは素直になれないでいる
が、大病を患っている父親を看病するうちに少しずつ気がほぐれていく
最後まで迷惑をかけまいとする父親だがみどり宛のお金を残して死んでいく
やはり親という者は最後まで・・・・
そういう悦子も老いて体がきつくなってくると
精神的にも辛くなってくる
かつて「だいじょうぶ だいじょうぶ」
と、励ましつづけた悦子だが、淋しく悲しい思いをぶつける相手がいない
そんななか、岬カフェが火事にあう
全てを無くしてしまって生きる希望も無くしてしまうが
再建のためにと母親を亡くした親子をはじめ ドロボーさん 岬の住人などなどが
心ずくしのものをもって駆け付けてくれる
辛い思いをしていても
「だいじょうぷ。だいじょうぶ。私達みんな一緒だよ」 と。
見ましたよ。テレビでね。
品のいい着物姿で流暢なフランス語でびっくりしたよ。
いい映画ですね。
マリババも映画仲間がいましたが、大阪に引っ越し声かけてくれる人がいなくなったよ。
このストーリー聞いただけでも、暖かドラマね。
吉永さんにピッタリの役柄ね。
今の時代に考えさせられるね。
映画は友人と観る約束をしています。
一人より二人の方が何やらと感想が言えるので良いですね
観たいものが合わない時もあるけど、そこは譲り合いで・・
マリババさんも是非観て下さいね。
見たいなと思っています。吉永小百合さん私も
大好きです。爽やかなほんとに素敵な方ですね。
近くに映画館が無いので上映されている間に足が
治ったら行って来ます~。
小百合さん素敵ですよね
早く足を治して観に行ってください
とっても素敵ですよ
ハンカチが必須です