ほんの小さな幸せ~

編み物のことや花、時々ペットや書道のことも。日々の感動などつらつら綴っていこうと思います

映画「こはく」

2019-10-18 19:14:08 | 映画


ずっと上映されるのを待っていたこの映画
なんと茨城はここだけでの上映なんです

廃業したスーパーを活かした30席ほどの小さな映画館
(その映画館は私にとっては穴場的ポイントで上映される映画をチェックしている)

毎月
まだなのか〜 まだなのか〜?
って、映画館に行っていましたよ

それでやっと上映スケジュールにみた時は
思わず「これ待ってたんですよ〜」
って言ってしまいました

「ありがとうございます」って言われたっけ


それで早速観てきました


前置きが長すぎ〜。。。ですね


これは幼い頃に別れた父親を兄と一緒に探すという自伝的な話
最初は街で父を見たという兄の話を信じられず、その兄にも不信感があった
妻に妊娠を告げられ「お父さんになる自身、ある?」と言われ
自分も父親と同じことをしていると思い直す

兄と父を探すことに積極的になり
その過程でお父さんは優しい人だったということがだんだんわかってくる
ずっと分かれていても家族なんだと


観終わって、私の中ではなにかスッキリしないものがある
「こはく」ってなんだ?
ヤッパリお父さんは家族を捨ててひとりの女性へ?
いや、その女性を助けたくて家を出た?
突然すぎる兄の虚言……が?
ゆっくりと穏やかに過ぎていく時間?


(弟井浦新 兄大橋彰(アキラ100%) 父鶴見辰吾)


あぁ〜
ヤッパリもう一度観てみないとなにかスッキリしない

一度で理解できない我が脳がうらめしい




最後まで読んでくださり
ありがとうございます







今日も嫌がらせ弁当

2019-07-09 10:51:51 | 映画


「今日も嫌がらせ弁当 」 を観た



篠原涼子が2人の娘をもつシングルマザーを演じた

もともと、Amebaブログ【デイリー総合ランキング】1位だった
「Kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」
が、元になっている

高校生になった次女双葉(芳根京子)は
反抗期に入り
話しかけても返事どころか無視

ある時双葉がキャラクター物を嫌っていることを知り
ならばそれをお弁当にして持たせることを思いつく



双葉のクラスメイトはこのキャラ弁を羨ましく楽しみに見ていたが
双葉は微塵も感情を表さない
完食で対抗していた



いつしかキャラ弁に母のメッセージを込めるようになった

昼も夜も働き疲れた体で早起きして
テーマを考えキャラ弁を作るのは容易ではない

体を悪くしながらも働き早起きする

最後のお弁当には
「感謝状
最後まで食べてくれた忍耐に感謝する」


なぜかジーンときてしまった



そういえば
勤めに出た私のために
母が毎日お弁当を作ってくれた

ある日職場でこのお弁当を泣きながら食べたことを思い出した

毎日遊び歩いていて家の手伝いもしない私のために
文句も言わず作ってくれた母

こんな私の為に…

こんな私で…

泣きながら食べている私を
周りの人たちが不審そうに見ていたのはわかっていたのだけど…





いつも読んでくださり
ありがとうございます






岡田准一と格闘技 〜ザ・ファブルを観て〜

2019-07-03 08:29:34 | 映画





岡田准一主演のザ・ファブルを観てきた

これは原作が2017年度講談社漫画賞を受賞した
南勝久原作のコミックらしい

岡田准一が格闘技をやっていることは前に聞いていたが、これほどすごい能力とは思わなかった

始まるとすぐ
かなりの人数の中一人で、あっという間に全滅させた。
すごい速さでどこに岡田准一がいるのかわからない

ボス(佐藤浩市)から
殺し屋を一年休業して一般人として
普通の生活を送る
その間一人として殺してはいけない
もしそれを破れば、ボスによって殺される

この命に従って
大阪で一般人として生活する

ボスによって預けられたカンパニーの会長や社長の前で
机を飛び超えて殺すシーン(実際は殺していない)では
早すぎて

えっ!なに⁈ ええッ⁈

思わず声に出しそうになった

瞬間移動したかのよう
すごい!

佐藤アキラという名前でヨウコ
(木村文乃)と兄弟として大阪での生活は
普通の生活をしてこなかったアキラには
秋刀魚を頭からかぶりついたり
家では全裸でいたり
ちぐはぐな感じ

仕事をするがなんとも的はずれな
だが周りにささえられてどうにか過ごす

ある時偶然知り合ったミサキ
(山本美月)が事件に巻き込まれたことからファブルはまた裏社会に

ただ殺傷能力のない拳銃の弾を作ったりして相手に向かって行く
あくまでも、殺さないという前提で
本当に素早い動き
福士蒼汰とのアクションもすごいのなんのって
建物と建物の間の壁を登るシーンでは
スパイダーマンか?と
思わされた

私はこんな殺し屋の映画はあまり観たくないのだが、岡田准一のファンとしては、アクションが素晴らしいというこの映画を見てみたいと思っていた

本当にすごい!

いつだったか、テレビに映った岡田さんの手を見たことがある

あの映画の動きを見ていて
あの時の手は本物だった
と思った

最後
ファイトコレオグラファー 岡田准一
と載っていた
素晴らしい


蜩の記や
散り椿も
忘れられないが
このザ・ファブルも心に残る映画になった

嬉しい!








おかあさんの木と海街diary

2015-06-24 08:54:27 | 映画



おかあさんの木を観た

7番目の息子が生まれて間もなく、夫が突然亡くなってしまった
ひとり農業をしながら子供たちを育て頑張っているが
やがて戦争がはじまり、次々に子供たちを戦争に送り出していく
出征するたびに桐の木を植え、
戦地にいる息子たちに何もしてあげられない悲しみを
桐の木に話かけることでその思いを届けようとする

つぎつぎに戦死の知らせが届く
養子に出した六男誠も含め7人全員
遺品がない時は、そこの土とやらまで・・・・
ただ五郎の遺体は確認されてなく行方不明のままだった
桐の木も大きくなり花を咲かせている

相変わらず、一人畑を耕し桐の木に話しかけ淋しく日々を過ごしている

終戦になり五郎が家に戻ってきた
戦死していなかったのだ
 
だがそこで見たものは、桐の木の下で倒れている母親の姿だった

鈴木京香の演技が凄かったとおもう
チョット背を屈めたふうで、正に農家のあの家の住人て感じ。

映画が終わり明るくなっても、誰もが席を立つまでに間があったのは言うまでもない。



続いて、海街diary を観た


足さきから脹脛へカメラが這う
なんと艶めかしいのやら、女性の私でも釘づけになる
ここからスタート   ナント!!

長女幸(綾瀬はるか)次女佳乃(長澤まさみ)三女千佳(夏帆)が暮らす鎌倉に、
15年前に家を出て連絡をとっていない父の訃報が届く。
わだかまりがとれていない長女は、仕事を理由に、
次女と三女を山形に行かせる
実は、15年前父は家族を捨て家を出、その後母(大竹しのぶ)も再婚し家を出た

結局、当日長女も出席するのだが・・・
ここで腹違いの妹すず(広瀬すず)に会う

すずに好きな場所に連れて行ってもらう
小高い丘から見下ろす町並みはどこか鎌倉の景色に重なる
あらためて父親の心情にふれた

更に父と再婚した義母を気使い気丈に振る舞うすずに
長女は鎌倉で一緒に住まないかと提案する
自分を殺し義母を支え、しっかり者として生活する中学生のすず
やっと心の内を理解してもらえる長女に会い
今まで頑張ってきた緊張が一斉に緩む
すずがこんなに泣けるのも長女や姉妹の暖かさにふれたから


今日は会社休みますや、題名は忘れたが干物女を演じた綾瀬はるか
今回は常識をわきまえた大人の女性を演じている
輝く女優になっているなって思う

広瀬すずは事前に台本など読んでいないらしい
監督からのその都度の口伝えで撮影した と。
あれって思うところもあったけれど、凄い人だなと思った


原作は 吉田秋生の「№1蝉時雨のやむ頃~№6 四月になれば彼女は」




上映時間が過ぎると、券売機では買えなくなる
折角来たのに~って、すごくガッカリしたけれど、
今回受付では買えることを知り新発見

今回はポイントを使ってタダ観
安く過ごせた映画の日 だった






マエストロ!

2015-02-10 21:58:51 | 映画





暮れからずっと観たいと思っていた、映画「マエストロ!」をとうとう観た。


若きヴァイオリニスト香坂のもとに、解散した名門オーケストラ再結成の話が舞い込む。
けれど、練習場は廃屋となった工場。
集まったメンバーは再就職先も決まらない負け組楽団員やアマチュアのフルート奏者の橘あまね。
久しぶりの音合わせは悲惨なもので、とてもプロだったとは思えない

その練習場にハンマー片手に、大工仕事をしている男がいた
その男こそが楽団再結成を計画し、橘あまねを楽団へ勧誘した張本人だった
名前を天道と言う謎の指揮者。


才能とカリスマ性をもった彼の口から発せられる言葉が、楽団員の一人ひとりに反発心を起こさせる。
だが、言っていることは正しい。
良いものを作っていきたいという気持ちがだんだん、楽団員たちに伝わっていく。
楽団員達も、コンマス(香坂)を中心にまとまっていった


スポンサー解約などコンサートにこぎつけるまでには色々あったが、
とにかく当日は超満員の観客となった

初日の曲目「交響曲第5番 運命 ベートーベン」
演奏が始まる。

どのあたりからだろうか、涙が後から後から・・・
コンサートホールでのいつもの感覚とは違う。
そんな自分に驚き、何故?どうして? 自問しながら・・・

この重厚感はなんだ!
あの バラバラだった心が一つになっている!
天道を演じる西田敏行の指揮が音と一体になっていたから!

生の音を聞きたくなった。


二日目、「交響曲8番 未完成 シューベルト」
観客は天道の妻のみ。
この日の為に、天道はコンサートを開いたのだ。


エンディングテーマは辻井伸行さんの書き下ろし
とっても優しい、心安らぐメロディー。
いつまでも聴いていたいと思った