goo blog サービス終了のお知らせ 

ちゃりんこ役場

平坦系サイクリスト。埼玉県草加市から江戸川CRを目指します。Since2011,Aug

The7th 榛名山ヒルクライムin高崎 ハルヒル編

2019年05月23日 | ヒルクライム
朝3時45分。
全員のスマホの目覚ましが一斉に音を上げます。
昨年も書いたけど、最近のテクノロジーのもの凄さ。
1秒の誤差もありませんw

でもまだ眠いzzz
眠い目をこすりながら、朝食を食べに行きます。

ゆうすげはハルヒルのために早朝3時半から、朝食を準備してくれています。
(下山して荷物を預けようとすると、4時半には出発する必要があるため)
4時ちょうどくらいに食堂に行くと、すでにたくさんの方々が朝食を食べていました。

私たちは荷物を預けるつもりはないので、比較的ゆっくりです。
それでも「本気で走る部屋」の3名は、ミラノの中では一番最初にやってきました。

普段よりもたくさんのカロリーを食べて、自室へ。

朝もやに煙る榛名湖を見ながら、準備を開始します。

昨日、室内に持ち込む荷物の量を少しでも減らすため、
今日使わないと思われる物は、車に残してきました。

厳正に選別したつもりでしたが、その中にいくつか
本日使用するものが含まれており
「あ、あれがない!・・・・車の中だ!」
みたいなことを3度繰り返してしまいました。
(サングラス、ゼッケンを止める安全ピン、グローブ)

かなり時間に余裕のあるスケジュールだったにもかかわらず
自分だけ時間ギリギリになってしまいました。

それでも何とか準備を整えて、外に出てみると・・・

寒い。

昨年ほどではないにしろ、高原の気温は低かった・・・
更に小雨も降ってきて、体感温度を更に下げてくれました。

自分はアームカバーを付けないで、ウィンドブレーカーのみの防寒対策でしたが
それでもかなりの寒さ。
TM氏とnaokey氏はウィンドブレーカーなし。
かなり寒かっただろうなぁ・・・

2時間後、きっと息も絶え絶えに登ってくる道を、軽快にダウンヒル。
ただホイールは決戦用チューブラーのカーボンリムなので
摩擦熱が心配です。

ポンピングブレーキを繰り返してスピードをコントロールするのですが
榛名神社前後の激坂区間では、前後両方のフルブレーキでないと減速できません。
少し怖い思いをしながらのダウンヒルでした。

ハルヒルの選手集合場所に到着すると、辺り一面、見事なまでの”自転車畑”
壮観です。

ここから自分の出走するグループに移動するのですが
今日のハルヒルに力を入れていたSI氏が行方不明に・・・
そのうち来るだろう。
と、みんな気にしていない様子でしたが、
この後、意外なところで再会することになろうとは・・・w

割り振られた番号の待機場所に到着して、ミラノの皆さんと
写真を撮ったり、動画を撮ったり、昨晩の宴会峠の反省会をしたりして
時間を潰していると
自転車畑の真ん中からぽじさんがやってきましたw

どうやら本日参加している自転車仲間を探しているとのこと。
聞けば自分と会えたことで、ポッポさん以外の全員と出会えたそうで・・・

ぽじさんは、自分がヒルクライムにカメラを持ってきたことを指して
「やる気ねぇ~!w」と笑っていましたが
本来集中力を高めなければいけない時間帯に
満面の笑顔で話しているぽじさんを見て
「ぽじさん、やる気がないオーラで輝いているよ」
と心の中で、そっとつぶやいていたことは内緒です。

その後、この自転車畑から出走順に移動を開始。
スタートゲート前のトイレで、最後の軽量化をして
スタートの号砲を待ちました。

今年は昨年以上に、ミラノの皆さんは本気みたいで
スタートが近づいて来ると、だんだん言葉が減ってきました。
でも自分ひとりがはしゃいでいて・・・

先月のJCRC以降、気持ちが切れていました。
もちろんJCRCの反省もあって、トレーニングは継続して行ってきましたが
優勝された選手への追走後、ドロップした現実を埋めるため
ハルヒルではなく、7月に向けて行動してきたので
「スタートしたら一生懸命走る」
以外の思いはありませんでした。
体重コントロールもヒルクライムとしては適当で
昨晩、宴会前の計測では66Kg
レース後の計測では66.5Kgでした。

先ほどのぽじさんの指摘は的を射ていたと思います。

そんなこともあり「今年は順位、タイムともに求めない」と考えていたことで
プレッシャーや緊張は完全にゼロ。
スタート前に思い描いたレース展開は
「できるだけ誰かの後輪に付いて走る」
だけでした。

本日の自転車は、昨日のTTからDHバーを外したスペシャのターマック。
ジャージは今春新調したwaveoneの新ミラノジャージ。
昨日のTTで使用した指切りグローブ
ヘルメットは、S-WORKS PREVAIL II
空気圧も昨日同様、前6.5気圧 後7気圧にしました。(山頂で入れました)
ボトルには1/3だけ水を入れました。

そして第3ウェーブの号砲が鳴り、3度目のヒルクライムレースが始まりました。

スタート直後、計測開始地点までは集団に身を任せるようなペースで。
計測地点を通過する時に、サイコンのスタートボタンを押してペースアップしました。

序盤は前回、前々回同様、追い抜いていく方の後輪に付いて、
徐々に順位を上げていく作戦。

ただ今回のグループ分けは、
昨年のように年代別ではなく、申告タイム順になっているようで
周りの方々は、比較的足が揃っている印象です。
自分を追い抜いていく人が少ない一方、上から落ちてくる人も
これまで以上に少ないように感じました。

このような振り分けの方が安全ですし、ペースも落ち着くので走りやすい。
序盤は昨年のようにガンガン追い抜かれて、追い抜いていくことは減りました。

初心者コースのゴールまでは、
とにかく無理をしないことを意識していました。
序盤の必要以上のペースアップは、後半一気に足にきてしまうし
初心者ゴールを越えた辺りで現れる、下り区間で
何としても先頭で風を受けて走ることを避けたかったから。

ただそんな心配も必要ないくらい、自分の周りには
たくさんの選手がいてくれました。

ビバ!申告タイム順w

でも、この集団で走るためには
継続できるギリギリの出力(230~280w)を維持し続けないといけません。
「この出力をいつまで維持できるかな?」
そんな心配を抱きつつ、序盤から中盤を走りました。

ハルヒルのコースを試走する時に、目安にしていたチェックポイントがあります。
ここの通過時間がを2倍すると、おおよそゴールタイムになるのですが
1回目は23分で通過。(タイムは50分31秒)
2回目は22分で通過。(タイムは49分44秒)

そして今回は20分03秒(ストップウォッチ機能で計測していました)で通過しました。
何と、これまでで最速のタイムで序盤を走ったことになります。

でも体感的にはあまり苦しくありません。
足にも負担は少なく、まだまだ余裕がある感じ。
ただお尻の筋肉が痛い・・・

この辺りから、シッティングオンリーではなく
時折立ち漕ぎも絡めて走るようになりました。

集団内で、風を受けないで走り続けて
前回千切れた箇所に差し掛かると、行方不明だったSI氏の後姿を発見しましたw
どうやら同じ第3ウェーブでも、かなり前方でのスタートだったようです。

(追い抜く直前に激写w)

ここからSI氏と抜きつ抜かれつで、一緒に走ることになりました。

問題なのはここからの区間。
体重がある自分は、10%を越える激坂では
どうしてもスピードが落ちてしまいます。

榛名神社手前の10%前後の直線で、SI氏から徐々に遅れをとってしまいました。
それでも同じミラノジャージを身に付けているSI氏をターゲットに
何とか食らいつき、無事に神社までの登坂を集団内で終えることができました。

そして最大の難所である、神社を越えたところで現れる激坂区間。
ここで自分の前を走る方の後輪に付いて
パワーメーターに目を落とすことなく付いて行くことに。

多少無理はしましたが、激坂区間で前回ほど順位を落とすことなく
何人かの集団で走り抜けることができました。
(SI氏はここでドロップしたそうです)

ここからの後半区間は、パワーメーターをみないで
人を見ながら走る方式に変更。
激坂区間に差し掛かった辺りで、集団がばらけ始めたことが理由です。

自分と同じくらいの速度で走る方が、減ってきたことで
ある程度自分の速度を調整しないと、誰かの後輪に付いて走り続けることは出来ません。
例えヒルクライムのような、速度が低いレースでも
風の抵抗を少しでも減らして、足を貯めて行きたい。
そんな思いと、ラストスパートの意味もありました。

昨年、激坂区間にある邸宅のワンちゃんの話しをしました。
今年は吠えることもなく、犬小屋の周囲をうろついていました。
元気がないと言えばそうですが、あれだけたくさんの自転車が走っている異常事態なのに
落ち着いているとも言えました。
今後もちゃんとチェックしていこうと思いますw

神社を越えた激坂区間をパスした後は、足も呼吸も苦しい地獄の時間が始まります。
何人かの選手の後輪を繋ぎながら、必死にペダルを回し続けました。

残り1Kmの看板を越えたところで、周囲の選手のペースが上がり始めました。
当然その後輪には付いて行きましたが、自分のペースアップはもう少し先。
例年通り男根岩の箇所(残り500m)と決めていました。

それでもがんばって後輪にしがみつき、男根岩の箇所でラストスパートを開始します。
有難いことに、自分と同じ箇所でペースアップされた方がいて
その方の後輪に付き、ゴールを目指して進みました。

この方、まるで自分のアシストのような感じで、
自分とほぼ同じ速度で走ってくれます。(後ろは一度も振り返っていないから私の存在は無視しているはず)

そしてゴール手前200mで、ゴールスプリントを開始!

したのですが、すぐに足がいっぱいになってしまい、シッティングに戻します。
すると自分の横から、追い抜いていく選手が見え
慌てて再度腰を上げて踏みないしますが、すぐに足がいっぱいに・・・

そんなことを2~3度繰り返していると、ゴールが目前に迫ってきました。
一生懸命ペダルを踏みこんで、横の選手よりも先にゴールラインを越えようと試みましたが
ホイール半分くらい、先着を許してしまいました・・・無念です

(何と48分29秒でPBを達成。わからないものです)
サイコンのストップボタンを押して、ゼイゼイと大きな呼吸音を立てながら
下りの惰性で走り続けました。

呼吸を整えながら、荷物受け渡し場所の少し手前のわきに自転車を止めて
ミラノのメンバーの到着を待ちました。

ここであゆさんけろさんぽじさんsepaさんなどのブログ仲間と会うことができました。
特にsepaさんには、前日の不手際をお詫びすることができてました。
その節はすいませんでした。

ある程度メンバーが揃った時点で、計測チップを返却して
ゆうすげに戻りました。

これも昨年と同様、まずはエネルギー補給。
美味い!

ここでしばらくレース談義をした後、温泉に移動。
レースの疲れと、レース後に冷えた体を温めます。
気持ちいい~w

温泉から戻って来てからしばらく、ツイッターを眺めた後
帰り支度を開始しました。

ハルヒルは10時のチェックアウトまでに、
レース、朝風呂などが全て終わるので、助かります。

最後に全員で記念撮影。
今年もお疲れさまでした。おかげで楽しめましたw

昨年同様、一度休憩をはさみましたが、昼食タイムは設けず
一気に草加市まで移動。

自分は関越道に入る、駒寄スマートの入り口がわからず、右往左往してしまい
仲間の車を一時見失いましたが、何とか再合流することができ
無事に草加市に戻ることができました。

下界は天界とことなり、暑かった・・・


今年もハルヒル運営スタッフの皆さまのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

またミラノメンバーとの泊りがけのレースを
今年も堪能でき、楽しい時間を過ごせました。

2019年。令和元年もまだ半分終わっていません。
きっとまだまだ楽しいことが待っていると信じて、明日からがんばっていこうと思います。



ブログランキングに参加しています。
よろしければ!
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村



===お知らせ===
TEAM MILANOでは一緒に走る仲間を募集しています。
ご興味のある方は是非下記よりご連絡下さい。
週末の午前中を一緒に走りましょう!

ホームページ
インスタグラムやってます。よろしければフォローをお願いします。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The7th 榛名山ヒルクライムin... | トップ | マビックエリート シェイクダ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (通りすがりの変態)
2019-05-23 22:25:34
充実した2日間であったようでなによりです。
来年はできたら参加したいですね~
返信する
Re:変態紳士様 (take-i)
2019-05-24 12:42:55
今年、飲み部屋にあなたがいなかったことが寂しかったです。
まあTG氏が本格的に飲まなかったので、昨年よりも酒量は皆さん控えめでしたw
来年は是非、ご参加いただければと思います。
それよりも、いよいよ今週ですね!
事故にくれぐれも気を付けて、がんばってください。
期待しています。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

アクセス状況

アクセスアクセス
閲覧 198 PV UP!
訪問者 103 IP DOWN!
トータルトータル
閲覧 2,797,393 PV 
訪問者 1,133,893 IP 
ランキングランキング
日別 8,503 UP!
週別 5,950 UP!
  • RSS2.0