あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

デニム

2007-08-01 23:42:11 | つれづれ
今日は早めに帰途に着いた。
乗換駅でデパートに寄り、夕飯のおかずを買い、そしてソフトクリームを味わった。
電車に乗ろうとエスカレーターを上がっていったその時、目の前にある売店の夕刊紙の広告に思わず眼を疑った。

作詞家の阿久悠さんが亡くなられた。

生前、数千曲もの作詞を手がけられた。その詩はちょっと読むと「何だ?」と思うようなものが多かったが、メロディに乗ると華やかさを増し、そして聴いている僕らの心に強烈に届いてくるものだった。
そんな言葉の魔術師のような人が、去ってしまった。

「スター誕生」の審査委員を務められていたときの姿が、今も記憶にある。
ステッチがはっきりしたデニムのジャケットを着込み、その厳つい風貌から鋭い指摘を出場者に投げていた。でも、子どもながらにその心の奥に何となく優しさを感じていた。

常に僕らと寄り添っていた彼の歌。そんなたくさんのプレゼントを置いて、彼は言ってしまった。

ありがとうございました。そして、ご冥福をお祈りいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする