あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

逃げろ!

2006-10-30 22:55:34 | つれづれ
ここしばらく、いじめで自殺する子どもたちの話題を聞かない日がない。
彼らには、死ぬことしか選択肢が残されていなかったのだろうか。その他の道を示してくれる人が周りにいなかったのか…

「弱肉強食」なんて言葉は人間社会にはふさわしくないとずっと思っていたが、あらゆる面で競争主義が叫ばれる中、我々は野蛮な世界に戻りつつある。
文部科学省は他のことには一生懸命だが、かけがえのない命が失われることに対して無策としか思えない。「これが彼らが望んでいる方向なのだ」とは言いすぎだろうか?

自ら命を絶った子どもたちの苦しさやむなしさをすべて理解することは永遠に出来ない。
もしかしたら彼らはその命と引き換えに、自分自身をそこまで追いつめた人々の心に、深い傷を負わせようとしたのだろうか。でも、残念ながら仲間を死に追いやる人々の心は、死を選んだ人たちの心ほど感受性が豊かでない。つまり、自分の命を賭けても、彼らにとっては小さなトゲが刺さったくらいなのだろう。

苦しかったら逃げればいい。ずっと逃げ続けてもいいし、もし自分に力がついたら、改めて真正面から向かっていってもいい。逃げて、時間を稼ごう。

その間僕ら大人は、君たちいじめられる側も、そしていじめる側も感じているであろう、この世の中の息苦しさを取り除く努力をするから。
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