あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

後ずさり

2006-10-04 23:58:32 | つれづれ
昨年4月の尼崎列車脱線事故について、今も記憶に残っていますか?

運転手を含む107名の方々が亡くなられ、また多くの人が負傷し、心と体に負った傷に今も苦しんでいる。
事故後のJRの姿勢をバッシングしたマスコミ報道や、事故以前から問題視されていた「日勤教育」など、様々な問題が指摘されたが、果たして利用者としての責任を我々は自覚しただろうか?

電車を待つホームで、人々はなぜか後ずさりしている。目的地に着いたら我先に改札口や乗換える電車に向かうためだ。最後に乗る人は必死の形相だが、「先に乗ってしまったらどうか?」と声を掛けたくなる。
列車の本数が少ないという問題もあるが、ほんの数秒、数十秒の違いで何が変わるのだろう? 無理して乗り込もうとする人たちのおかげで、電車の出発時刻は遅れ、人々のイライラはますます膨らむ。

あの事故の誘因を、今も我々が持っているという自覚が必要ではないか…、と思いつつ、明日も満員電車に揺られる自分がいる。
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