タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

五箇山

2010年03月18日 | Weblog


 まだ高速道路が出来ていなかった時、確かにみた五箇山の合掌
造り集落。そのときは遠めに見たが今回は、集落の中で見たのだ。
残雪が幾層にも残っているあかしを見ることが出来た。ここに降る
雪は幸せだろうか?なんて考える余裕もなく、厳しい冬の自然を
目の当たりに見た。溶け出した水が勢い良く流れる音。かまくらの
中に入れば冷たい風、今日は雨が降っているその雨は避けられるが
薄暗くなってきた。もう帰りたい!数十年前に見た、いや高いところ
から眺めた五箇山の明るいイメージがなく、今アメリカで受けている
「Jホーラー」的怖さに陥った。雪国に多い高齢者の自殺が理解
できる年代になったことも、そこに永くいることをゆるさなかった。
気持ちは「どんより曇った空、鉛色の日本海」「雪が深々と降る
茅葺の家」そんな心に残る写真を希求しながら、早く現場から抜け
出したい身勝手な自分がいる。そしてこんどは透き通るような海、
何処までも青い空をイメージして早く旅に出たい!
写真下は、世界遺産・国指定史跡「相倉合掌造り集落」