タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

人間失格

2010年03月04日 | Weblog


 ただただ暗く重い映画だった。男として眺めている分あれで過ぎて行く
なら、それはそれで人生いいかもしれないと思うが、生きがいとか生きた
一生懸命さがなく、自暴自棄の人生なのがやりきれない。次々に女性が
表われるがこころから愛せない、いや常に愛される男性である。男にとって
は瞬間嬉しいけれど長続きしない、自分がだめになっていくように思える。
この主人公は太宰治本人だというが、背景が今の時代によく似ている。
雑草のように逞しく生きる女性、おぼっちゃま育ちの男性とのドラマである。
女房は見にこなければよかったといった。口直しにテンムスを買って雨が
激しく降る、帰りの自動車の中で食べた。はじめての飛行機のみえる映画館
で観賞した。この綺麗な大きい映画館に良い印象が残らなかった。しかし
太宰治が本当に伝えたかったことは?・・・