タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

社会が変わる

2010年02月08日 | Weblog


 風は冷たいが太陽がでて、どこか春の気配。毎日変わり映えのしない
単調な生活が、どんなに人間社会では大切ななことかがこのごろ身に沁
みて感じる。普通に動けること、普通にしゃべり、普通にたべることが
でき普通に生きる?ことがどんなに必要なことか?少年の頃のさみしさ
が甦る。一歩間違えれば戦争孤児であったろう。僕にはもう一つ恵まれ
た別の世界があった。それは従兄弟が当時30人いただろうか?その中
にはまるで、兄弟同然に育った従兄弟がいたからでもある。小学生時代
の夏、冬休みには従兄弟達と必ず過ごした。その従兄弟達は、長期の休
み、夏には山や海そして旅行にでかける。そうしたときには、いつも
僕を連れて行ってくれた。冬には、彼の家に入り浸りであった。自分の
家へ帰るのがいつもいやだった。彼の家は材木屋さんで、当時は持ち家
でない僕から見れば夢の生活だった。他の従兄弟達も集まる環境にあり、
住まいの裏には、僕達の絶好の遊び場があった。それは道を隔てて、
伐採された丸太が置いてあり、切断されたばかりの板がおいてあった。
新鮮な木の臭いの中「かくれんぼ」して良く遊んだ。食べ物すらまま成
らない時代である。多くの家庭がそうした親類を頼った時代であり、
貧乏が逆に人間の心を育てた時代でもあったのだろう。これからの社会
ものは溢れるばかりにある。人間の心が貧しいと言われる。しかし、
人間の社会勝者ばかりが残っても心がついていくだろうか?優しさが
生まれるのは経験から生まれると思うのだが?・・・・・