セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

延命寺 青梅市

2021-02-24 07:32:16 | 法要
延命寺は先日ご紹介した津雲(つくも)邸の向かいにあります。
境内の紅梅がきれいでした。3月末頃がハクモクレンの見頃だそうです。



初代住職が応安2年(1369)に創建しました。近くの住吉神社も同時に延命寺が迎えています。

御本尊は釈迦如来ですが、堂内に祀られている大黒天は青梅七福神となっています。




吞龍上人が祀られている御堂です。
子育てで太田市の吞龍様は知られていますが、ここでも同じ信仰があります。
吞龍上人は浄土宗の僧侶ですが、現在延命寺は臨済宗建長寺派なっています。



小さなカエル像が、境内にありました。
椿の花が彩りを添えます。




住吉神社の猫恵比須大黒

2021-02-23 08:12:04 | 他の寺社
旧青梅村の総鎮守でした。
創建は次回にご紹介する延命寺住職の開創(応永2年1369)だそうです。
青梅の寺社は階段が多く、息切れしそうです。



鳥居近くには招福殿があり、招き猫が祀られています。



参道には猫の恵比須大黒画祀られています。



現在の本殿は、和泉国出身の大工によって建設されました。
ここは青梅市指定史跡となっています。



境内には筆塚が何基かあり、青梅の文化のたかをを物語っています。




裏から下り、線路脇を東に向かうと宗徳寺方面に出られます。
ここの桜は見事ですから、時期を選んで参拝することをお勧めします。

薬王寺の梅と寒桜

2021-02-22 08:07:06 | 他の寺社
青梅市の薬王寺です。
先日の撮影ですので、青梅市内は最後に訪れましたが、花に合わせて順番を変更しています。
またここの見所が多すぎましたので、ご紹介できる場所を減らしています。



南北朝の頃創建で、御本尊は薬師如来です。
現在は真言宗豊山派に属しています。



境内に入ると白梅紅梅が満開でした。






中腹から撮影しましたが、まわりはたくさんのツツジとサツキが植えられています。
近くの塩船観音ほどではありませんが、多くの方が散策に訪れているそうです。




寒桜はこれからが見所です。




くのから不動明王の石仏が、不動堂近くに祀られていました。




薬王寺ホームページlink


吉川英治記念館 青梅市

2021-02-21 07:43:00 | いろいろ
「宮本武蔵」や「私本太平記」などの名作を生んだ吉川英治が戦時中に疎開先とし、9年5カ月住んだ場所です。
吉川英治ウィキペディアlink

昭和52年より記念館として運営されていましたが、昨年に青梅市の施設として運営されることになりました。
市の施設となる以前にも、二度ばかり見学に来ています。




母屋は昔のままでした。




母屋は写真撮影が可能ですので、かなりの枚数を撮影できました。



書斎と洋間が執筆活動の場でした。




展示館では撮影が出来ません。




この後庭園を散策散策しました。



近くの「紅梅苑」には、かつて吉川英治婦人が勤めていました。
とてもきれいな方でした。
大作家の奥様ですから、働くこともなかったと思いますが、人と接することに喜びを感じていたのではと思います。

記念館の展示館は、吉川夫人のインタビュー姿を見ることが出来ます。

この日は紅梅苑でお菓子を買いました。
以前にも何度かここで食事をしたことがあります。


釘が使われていない小さな豪邸 津雲邸 ひな祭り展3月28日まで

2021-02-20 07:58:02 | 法要
ネットで調べていると、気になる邸宅を見つけました。
青梅市の津雲邸は昭和3年から22年にわたり、参議院議員を務めた津雲國利氏(1893-1972)により建設されました。
一昨年に登録有形文化財に指定されました。



今月の11日から3月28日(休館日:月・火)まで「ひな祭り展」が開催されています。
コロナのために取りやめた所も多いのですが、個人の観覧だけは許可しているようです。






室内を撮影する許可をいただきました。



皇室の方が大正天皇よりいただいた夫婦びなや江戸時代につくられた有職雛、極小雛道具などが展示されていました。
江戸時代の極小雛道具などは、一式で家が建つほどの価格であったそうです。
時代が変わり明治以降は作る人がいなくなったそうです。買う人がいないのですから無理もありません。

正面の屏風は上野の寛永寺を描いています。江戸末期の貴重な作品です。



広い屋敷ではありませんが、選りすぐった材木と意匠の優れた建物でした。
都内が生活の基盤でしたが、青梅宿は戦災で焼けませんでしたので、貴重な品が残されています。
他にも江戸後期に天皇家にあった孔雀の図を模した掛軸もありました。大元は宮内庁に保存されているそうです。

友人への土産に、猫の土鈴を買いました。
市内にいる作家の作品です。



津雲邸 東京都青梅市住江町72−2 津雲邸ホームページlink

気になったのが「西の猫町」とある旗です。
調べてみると青梅市は、猫のイラスト、石仏、諏訪神社の恵比須大黒や市内の「赤塚不二夫会館(昨年閉館)」ニャロメなどを散策し、客を増やす運動をしていました。マップ