骨董やオークション 多くの仏像仏画の出所は寺院

始めて骨董屋さんで仏像を買ったのが、十数年前でした。
その仏像は都内の寺院から委託されていました。どこの寺かは分かりません。



檀家が少なく、寺の修復費用の一部に充てるのだそうです。
都内には檀家数が百件以下の寺院も多くあるのです。御寄付も思うように集められなかったようです。



その仏像は、檀家さんが知らない場所に祀られていました。



骨董店の購入価格が、あまりにも低いので、御住職に「何でそんなに安いのか？」と言われたそうです。

私は、その仏像価格に躊躇していましたが、もう一点の小さな仏像と抱き合わせで、買うことにしました。
小さな仏像は、サービスでいただいたも同然でした。



ある骨董店では、仏像仏具が並んでいました。
「廃寺となった寺からですよ ! 重要文化財クラスもあります」と話しています。

そのような話しを各地の骨董屋さんから聞きました。

ネットオークションにも、仏像がたくさん出ています。
大きな寺院の山門をバックに写された画像もありました。

寺院経営は過疎地はもちろん都内でも厳しさを感じている住職の話を聞きます。
県内でも御住職がいた寺が、明らかに閉まったままになっていたこともありました。

寺院丸儲けなどは、ごく一部の所です。
私もなんとかならないかと、日々思案しています。