虚空蔵菩薩図

仏教に於いて虚空蔵菩薩は、明けの明星(金星)とされ、重要な仏さまです。
真言宗では弘法大師空海が室戸岬の洞窟で修行中、口に明星（金星）が飛び込んできたとの伝承があります。

各地の虚空蔵菩薩を祀る寺や御堂は、廃仏毀釈の折に星宮神社となったところが多くあります。
栃木県に多くある星宮神社のほとんどが、虚空蔵菩薩を祀っていました。

他の地域の星宮神社は、多くが妙見菩薩を祀っていました。


虚空蔵菩薩は三十三回忌の御本尊です。







なかなか良い掛軸が手に入りませんでした。
以前は三十三回忌の御法事には御本堂に掛けていましたが、今では他の儀式時に使用されることもある程度になっています。