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12/10-1 : 1.5軍の極み 【08年個別評価・南65/早坂68】

2008年12月10日 00時40分01秒 | 08総評
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なかなか進まない個別評価ではございますが、今回は11月23日に契約更改した野手の残り2人。 1軍出場機会があった早坂について書いてみたいと思います。

詳しいことは後ほど書きますが、ものすご~~~ぐ地味ながらも実は今年、二人ともキャリアハイの試合出場数だったんですよ。 南が21試合、早坂が17試合。 まだまだ少ない出場試合数ではありますが、本人達にとってはもっとも1軍で出番があった年であったのは確か。 満足しているかどうかは別としてね。 でも、その結果は結構対照的だったような気がします。

このあたりのいわゆる1.5軍選手が、常時1軍クラスの椅子を奪えるようになるのか、それとももっと若い2軍選手や新人選手に一気にぶち抜かれてしまうのか。 非常に楽しみな選手たちでもあり、非常に厳しい位置づけにいる選手たちでもあります。 この二人にとって、2009年はどういうシーズンを過ごしていくことになるのでしょうか?







【野手】 10/11-1 : 【超!上から目線企画】 08野手陣査定



65 南 竜介




元投手ということもあるのか、プロ野球屈指の強肩の持ち主。
肩の強さならドラゴンズの英智よりも上、とも言われるくらい。 ただ、投手時代でも言われていたように、コントロールが・・・・・・・・・・・・ 早く正確に送球することがもっとも重要なことなのですが、正確に、というところが足りていないんですよね、もったいない。。。

ただ、今年はその送球コントロールが定まってきたのか、浦和などで観ていても、1軍で千葉マリンで観ていても、どこに投げているんだ、という送球はほとんど見られなかったような気がします。
ちょっと具体的な試合は忘れましたが、まさにレーザービームという強肩を存分に活かしてランナーを釘付けにした時がありましたしね。 拙守タイプの選手が多いマリーンズの外野ですから、南が守備面で安定してきたことは安心材料です。

そしてもうひとつ。 南に来期非常に期待が持てるのは、打撃で開眼気配が出てきたこと。
そして今季は本人にとっては嬉しいプロ初本塁打も出ました!(6月5日ドラゴンズ戦) 5月21日のジャイアンツ戦では、やはりプロ入り初の猛打賞も記録しましたしね。 やたら振り回すのではなく、基本に忠実なセンター返しを狙ったような安定した打撃が出てきました。 もともとホームラン打者でもないわけですし、大振りする必要がありません。 だからといって単に当てるだけのバッティングでもなかったですしね。 この後書く早坂とか、われらが塀内には大いに見習ってもらいたいバッティングだったと思います。

運が良いといえばいいのか、長野が入団拒否となったことで、南にはさらにチャンスが生まれてきています。 竹原が伸び悩み、サブローも故障・怪我しがち。 早川は中学生の身体に戻ったらしい(笑)けど、右の外野手枠はいくらでも狙える。 逆言えば、来季1軍で自分の位置づけを明確にできないと翌年以降都合の良い選手(トレードに出されやすい)になる可能性もある。
手に届く位置まで近づいてきているのだから、なんとしても2009年は飛躍の年にしてもらいたい! 



2軍での打撃成績です。



2軍での打撃月別打率推移です。




6月までは1軍にいることも多かったので参考程度ですが、ファーム落ちしてからの2か月はそこそこの打撃数値になっています。 1軍で5・6月の交流戦、比較的打撃好調でした(後述します)ので、そのまま良い状態で打てていたということでしょうか。 まあ、まだ3割にまで到達していませんので、もう少し打撃開眼が必要かもしれません。

では、1軍での打撃成績はどうだったのでしょうか。


1軍での過去4年間の打撃成績です。



横浜時代の2005年に18試合出場していますので、出場試合数としては今季とあまり変わりありません。 しかし、まったく違うのは打数。 守備固めだけではなく、スタメン起用などで打席に立つケースが増えた点。

プロ入り初本塁打・初盗塁を記録。 そして、放った安打数も今季だけで9本を記録しました。 南本人にとっては、かなり記念に残る1年になったのではないでしょうか。 でも、ちょっと気になる点が・・・・・

今季対戦チーム別打撃成績です。



パシフィックリーグと元所属球団のベイスターズからヒットを打てていないっ!
打っていたのはセントラルとの交流戦の時だけだった、ということですね。。。


そして、左右投手別打撃成績です。



右投手が全然打てていないっ! 


たったこれだけのデータでも、打撃面での課題が浮き彫りになってしまいましたね。 パシフィックリーグの投手(積極的な内角攻めなど)に対応できるようになることと。 これでしょうね。



  【私的評価 Ⅳ】
  【年俸査定】 850 ← 800 ← 800
  (08) 21試合 打率.225 1HR 2打点  ← (07) 10試合 打率.200 0HR 0打点
  【実際の査定(推定年俸)】
    940万円(140万円増)
    
  【09年の期待数値】
    50試合以上出場 打席数100以上 打率.300
    レーザービームでの刺殺 5個!




 



68 早坂 圭介




「西岡と二遊間を守る」。 これが早坂の目標。
同期で仲が良いらしく、早坂が1軍に上がってきた時、試合前の練習でも結構一緒にいるところを見かける(まあ、守るポジションが近いから、必然的に近くにいることになるんだけど)。
早坂といえば、どうしても思い出されるのが、2005年ホークスとのプレーオフ第5戦。 7回裏、ホークス・川崎が放った鋭い打球をダイビングキャッチ! 1点負けていただけに、抜けていれば致命的な1点になるところだったけれど、早坂のファインプレーが救ってくれた。 その後、アジアシリーズでも結構活躍したので、2006年は早坂がブレイクするか?と大きく期待をもったもんです。

でも・・・・・・・
結局のところすべての面で伸び悩み、っていったところなんでしょうか。 非常に脚は速い(ポカも多いけど)。 守備も下手ではない(マリーンズレベルなら中の上!?)。 ちょっと成績がついてくれば、堀や根元・そしてオーティズを押しのけてセカンドのレギュラーを獲得してもいいくらいなのですが、致命的な力不足が。。。

それは打撃。
開幕1軍に残るものの、出場しても打てず。 そもそもバットに当たらない。 バントもできず。 出塁できないから、自慢の脚も見せ付けることができない。 2008年なんて、春ころ観にいった試合では周りの打者がみんなバカスカ売っているというのに一人だけ完全に蚊帳の外となり、凡打でベンチに戻り億に座ると、漫画でよくあるような斜がかかった状態 → という姿を何度観たことか。。。
脚があるのに、脚を活かした打撃をしない。 どうせまともにバットに当てられないのなら、せめてバントヒットでも狙えばいいのに、ほとんどそういう事もしない(次兄さんにお会いした8月13日の試合では、セーフティーバントをやっていましたが(ただし失敗))。 まずは積極的に塁に出る姿勢を示さないと、とずっと思い続けている選手です。

ただ、今年の早坂は(また)最後に魅せてくれました。
それはもちろん10月3日の根元との美技連携プレー(ただし失敗・・・)。 1塁は間一髪間に合わなかったものの、ああいう観客を魅了する連携プレーというのもできるのですから、魅せるプレーとはなんぞや、ということは無意識でも感じ取って体現できる選手だと思っています。

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でも、まずは魅せるより「結果」。 2009年は「結果」にこだわって、とにかく出塁すること。 
そうしたら、自ずと道が開け「目標」達成に近づけるのではないかと思います。 



ではデータをみてみましょう。 まずは2軍での打撃成績です。



2軍での打撃月別打率推移です。



そして、1軍での年度別打撃成績です。




2軍でさえ打撃面がこんな数値ですからねぇ。。。 1軍でまともに出塁できていないわけが明白です。
2軍でも、安打と四球をもっと増やしていかないといけません。 盗塁数は毎年20以上数えられているのですから、出塁率が上がればもっと盗塁数も増えるはず。 とにかく塁に出ることを最優先に考える。 これでしょうね。 出塁しなければ、1軍でも自分の見せ場が作れないのですから。

でも、出塁率が上がる気配を示したのが9月の成績。 
単月ではありますが、月間打率が4割近くまで上がっています。 来季は、この月間打率をずっと続けられるようにする。 これを目標として欲しい。
無謀と思うかもしれませんが、2006年・2007年の根元は、これくらいの打率を残していますからね(2006年.343、2007年.383)。 少しでも根元に近づき、根元以上の「脚」で魅せる。 これが早坂の生きる道。 たぶんね。



  【私的評価 Ⅲ】
  【年俸査定】 650 ← 630 ← 600
  (08) 17試合 打率.083 0HR 0打点  ← (07) 6試合 打率.143 0HR 0打点
  【実際の査定(推定年俸)】
    680万円(50万円増)
    
  【09年の期待数値】
    年間の半分以上で1軍登録
    50試合出場 ヒット+四球で20以上の出塁 10個以上の盗塁成功
    とにかく、バットに当てて打球を前に飛ばすこと!






いつもいつもお読みいただき誠に誠にありがとうございます。
かわいそうに、もう一人の役者・根元が見切れてるんですよね、この写真。
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そういえば、GoGo大塚明のマンガ、ってどうなったんでしょうか?