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12/3-1 : アマチュアとの壁 【08年個別評価・20服部/24下敷領】

2008年12月03日 00時00分01秒 | 08総評
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11月23日に契約更改をした投手達の第二回目、昨冬の大社ドラフトで指名され入団した選手たち、そのうち1軍登板のあった2名を除いた2選手について書いてみたいと思います。



大学・社会人(&独立リーグ)出身者というと、どうしてもそこそこの年齢になっていますから、基本的には「即戦力」としての期待がかかっての指名。 それは、育成枠を除けば、下位指名であっても1000万円程度の年俸による契約となることが多いことから、容易に想像できます。 もちろん、即レギュラー入り、とまでは言わないまでも、少なくともシーズン中に何度か1軍登録され試合に出場し、いつでもレギュラークラスの代役程度は務めてもらえるもの、という程度でしょうけれど。 その中から、いきなり1軍でも自分の地位を固め、チームの勝利に常時貢献できる人が1人でも多く出てくれば。。。

そういった意味で言えば、今回この後書いていく2人は、強い言葉で書けば「まったくの期待はずれ」。 
単純に1年目だけの成績で見切る、ということは一切ないですけど、やはり来年にはそれなりの結果(もちろん1軍で)を出していくことが必要でしょう。 また今年も同年代の新人投手が入ってくるわけですし、年々競争が厳しくなる一方ですからね。

いずれにしても、今回書く2人はさまざまな面で「プロとアマとの差」を感じた1年だったことでしょう。 この1年を2009年にどう活かすか!?






【投手】 10/10-1 : 【超!上から目線企画】 08投手陣査定



20 服部 泰卓



昨年の大社ドラフト1巡目指名のニンニン服部。 
石垣島キャンプでも、里崎から「10勝は固い」というお墨付きをもらいましたが、その墨を顔面にでも付けられて目に入ってしまったのか、キャンプが進みオープン戦が始まると、投げれば投げるほど打たれる日々。。。 それでも開幕1軍には残ったものの、結局一度の登板機会もなく先発投手と入れ替わることで降格し、そのまま一度も1軍に呼ばれることはなし。
1軍に呼ばれる呼ばれない、という状況にさえなかったのが本当のところでしょうねぇ。 2軍の試合でも制球定まらずボール先行のピッチング。 球の出所が見えにくく打者にとっては狙いを絞ることが難しい投球フォームのはずなのに、次々と打たれる。

服部は結構浦和で見る機会がありました。 試合で登板している姿、というよりも、3塁側ベンチ裏のブルペンでイエーツコーチと荘コーチが付きっ切りになり、投げ込んでいる姿。 1球1球チェックされ、少しでもフォームがおかしいと投球方法の指導が始まる。 何球投げてもあまりうまくいかないようであれば、タオルを持たせシャドーピッチング。 会話が聞き取れたわけではありませんが、とにかく腕を前に投げ出すように大きく投げろ、という感じ。 フォームが崩れ、球持ちが相当悪くなっていたのかもしれません。 150kmhをゆうに超えるような快速球を持っているわけでもないですから、球が速く離れればそれだけ打者はボールの軌道を見ている時間が長くなるわけですから。


2軍での成績です。



いやあ、問題外です。
46回1/3しか投げていないのに、被安打80に与四死球12。 つまり、1イニング投げるとヒット2本またはヒット1本+四球を与えて待っているわけです。 そりゃあ抑えられるわけありませんわな。 防御率6.99ですけど、失点は42ありますから、ほぼ毎イニング点数を取られているようなもの。
でも、三振は38も奪えているのです。 1試合で7個強。 悪い数値ではありません。 ちゃんと本来のフォームを取り戻せれば、球速がなくても打たれにくくなる、という要素は持っているわけです。


昨年の社会人野球の優勝投手でもあるわけですから、力がないわけではないでしょう。 ハワイウインターリーグにも参加して、まあまあな投球はしていたようです。 本人にとっても、今シーズンを振り返れば「ふがいない」の一言しかでないことでしょう。


服部に期待するのは、やはり先発ローテーション入りして成瀬との左腕2枚看板(木村も合わせて3枚看板でもOK)となってもらうこと。 
最低でも常時1軍。 これを必達目標として、今オフの調整をしておいてもらいたいですね。



  【私的評価 Ⅴ】
  【年俸査定】 1,300 ← 1,500 ← 新入団
  (08) 1軍出場なし ← (07) 新入団
  【実際の査定(推定年俸)】
   1200万円 (300万円減)
    
  【09年の期待数値】
   常時1軍 先発ローテーション入りし10試合以上先発登板 防御率3.50以内
   お立ち台に上がる時に「忍者」の格好をして出てくる♪











24 下敷領 悠太




キャラ先行型、とでも申しましょうか。
昨年の大社5巡目指名での入団ですが、渡辺俊介ばりの本格的なアンダースロー投手。 いろいろな映像をみても、打者のタイミングをはずして投げ込むような技巧派ではないようでしたので、ちょっと1軍登板までには時間がかかるだろうなぁ、と思っていました。 奇しくもその予感は当たってしまったわけですが。。。

キャラ先行型、と書いたのは、まずは昨年の新入団選手発表会での一言、「顔は俊介さんには負けません」。 
いきなりきましたね、さすが関西人!(と、松本幸大が申しております。) つい先日の納会では、伊藤と一緒にコスプレしての「キューティーハニー」を披露したようです。 浦和でもいつも誰かとにこやかに話している姿をよく見かけました。(決してサボっているわけではないですよ

ただ、そのキャラは投球には活かされたわけではなく、正直な印象としては、単に低い位置からボールが投げ込まれているだけ、って感じがしました。
もちろん私はど素人ですから、プロの打者などから見たら違うのかもしれませんが、下敷領の投球って全部同じテンポで投げ込んでいるんですよ。 極端に言えば、1・2・3ってバットを振ればタイミングが取れてしまう、ってくらいに。 球に緩急がそれほどないですし。
俊介のなんでもかんでもまねをしろ、とは思いませんが、やはり俊介だってかなり苦労してここまでの地位を確立した選手。 もっともっと投球のテンポの取り方(タイミングのはずし方)はどんどんと貪欲に吸収した方がいいかと思います。 まずは模倣から。 その上でその模倣をどれだけオリジナルにしていくか。


2軍での成績です。



投球回数に対する被安打数も1.0を余裕で越えていますし、酷いのが与四死球数。 17回2/3で12個じゃあまりにもねぇ。。。
勝手にカウント悪くしてランナーを出し、そしてヒットを打たれ失点。 先発投手のあとを受けて登板したのに、結局その回を終わらせることができずに降板する場面を結構みてしまいました。 もちろん、そんな試合ばかりだったわけではないんですけどね。 たまたま運悪くそういう試合ばかり、私はみてしまいました。


でも、アンダースローは貴重な存在なのは確かです。 ボールの軌道も異なるわけですから、すでに大きな特徴は備えているわけです。
2009年はかならず1軍で登板し、できれば初勝利または初セーブなどをあげ、松本幸大以上の強烈なキャラクターをヒーローインタビューの場で見せ付けてもらいたい!




  【私的評価 Ⅴ】
  【年俸査定】 900 ← 1,000 ← 新入団
  (08) 1軍出場なし ← (07) 新入団
  【実際の査定(推定年俸)】
   900万円 (100万円減)
    
  【09年の期待数値】
   1軍での登板 そしてお立ち台! 中継ぎで20試合以上登板
   俊介とのアンダースローリレー

 







大学や社会人を出たからといって、全選手がプロの1軍で通用するわけではない、とはいいながらも、やはり高卒選手と比べてみると、すぐにでも活躍をしてくれることを期待してしまいます。

来年はぜひとも実りの1年とし、彼らの成長こそが最大の補強だった、と言わしめるくらいの成績を上げてもらいたいものです





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