



【感想】
作はプロトタイプが好きです。シュワシュワ感がたまりません。
この「H」は、以前飲んだ「M」よりも酸味が強く感じ、
サッパリとした印象を受けました。
日本酒というより白ワインに近い気がします。
香りはそんなにないので、洋食などの食中酒として楽しめそうです。
こちらを購入する際に初めて知ったのですが、
作のプロトタイプには4種類あるそうです。
作には以下、代表的な4銘柄があります。
雅乃智、恵乃智、穂乃智、玄乃智。
今回飲んだ「H」は穂乃智になる前のお酒、
以前飲んだ「M」は雅乃智になる前のお酒だそうです。
そして「G」は玄乃智、「N」は恵乃智。
恵乃智は頭文字が雅乃智と一緒なので「N」になったそうです。
ちなみに協会1401号のように、
下2ケタに「01」が入っているものは泡なし酵母です。
味や香りは協会14号と変わりないため
飲む側としては特に気にしなくて良いのですが、
作る側としては作業が楽になる大変便利な酵母です。
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酒蔵/清水清三郎商店
場所/三重県鈴鹿市
精米歩合/60%
酵母/協会1401酵母
アルコール度数/16度
720ml/\1,567
購入日/10月
杜氏/内山智広
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★某販売サイトより
「prototype」シリーズとは……
しぼりたて、直汲み、無濾過、ガス感を残した超微炭酸。
そのうえで「瓶火入れ」という今までにないコンセプト。
1年中お酒を造る「四季醸造」を活かし、4タイプを月替わりで製造・販売している。
★名前について
蔵元の清水社長は「ガンダムには詳しくなく、
当時は全く予想していませんでした」と振り返りますが、
この「作(ざく)」というネーミングを聞いて
いち早く反応したのがガンダムファンだったそうです。
落語家、漫画家として活躍し、同時に熱心なガンダムファンであった
雷門獅篭(かみなりもんしかご)氏が、自身の漫画で「作」を紹介するなど、
ガンダムファンの間で「ザクという酒があるらしい」と徐々に知られるようになりました。
★蔵について
明治2年、海に近い鈴鹿市若松地区に創業した酒蔵です。
創業者の清水清三郎氏は、網元(あみもと)と呼ばれる漁網や漁船を所有する経営者で、
酒造業へ進出したきっかけは定かではないのですが、網元として蓄えた資金をもとに、
当時景気が良かった酒造業界に進出したのが始まりではないかと言われています。
この地域は、鈴鹿山脈からの清冽な伏流水が得られ、
伊勢平野からはお酒の原料である米が豊富に手に入り、
さらに造ったお酒を江戸や大坂へ輸送するための海上交通の港もあり、
酒造りにおいての「地の利」にたいへん恵まれた土地柄です。
当時は多くの酒蔵が並び繁栄していたそうですが、
現在では清水清三郎商店が鈴鹿市で唯一の造り手となっています。