こうのとりちゃんを待つ日々・・・ななの不妊治療NOTE

39歳、結婚9年目。子宮内膜ポリープ切除2回、稽留流産を経て体外受精3回目で妊娠継続中です。双子であることが判明!

周期19日目 36.75度 親子でも

2007-10-03 | 不妊


         周期18日目 36.87度



昨日、母からパソコンにメールがきました

最近私が忙しくしているのを知っているので、以前はすぐにしてきていましたが、たいした用事でないときはです。

昨日の内容は、この前の週末に私の4つ下の従弟の家族を自宅によんだときの写真が貼付されていました。

この従弟は2年前に結婚し、1年前には女の子を授かりました。

今、1歳半くらいで可愛い盛りです

その従弟は1年くらい前に転勤で私の母の家の近く(といってもで30分はかかると思う)に引っ越してきたので、私の母は数回自宅に招いているようです。

ちなみに我が家は実家まで高速で最低でも1時間半はかかります。

そのため、2,3ヶ月に一度くらいしか行きません

うちは父が9年前に他界し、今は母は一人暮らしなので、よく友達や親戚を家に招いています。

前置きが長くなりましたが、何を言いたいのかと言うと・・・




招くのはいいんです、別に。

今回はうちも来ない?って誘われていました。

母の家庭菜園でサツマイモを掘らない?って。

でもうちは忙しいのを理由に断りました(事実です)

だけど、楽しそうな3人家族の写真や、1歳半の可愛い女の子の写真をわざわざ送って来なくても・・・

と思ってしまうのです

母としてもおばあちゃんの疑似体験をさせてもらって、とても嬉しいのだと思います。

私はいまだに孫の1人もいない母にそんな思いをさせてくれる従弟に感謝しているところもあります。

でも反面、切ないです







そして、もう1つ。

昔からの母の友人がいます。

彼女は年齢がちょうど母と私の間です。

母にとっては10歳以上年下の、私にとっては10歳以上年上の友人ってことになります。

私が中学生の頃からよく遊びにきていて、ななちゃんみたいな子供が欲しいんだけど、なかなかできないの・・・と話していました。

そして結局彼女はいま、50代に入りましたが、子供はいません。

いろいろ治療をしたようですが、残念な結果に終わったようです。

初めは他人事だった私も結婚してからは、私もこうなるのかな・・・となんとなく思い始めました。

そして、そのとき初めて、うちの母の発言で彼女は何度も傷ついていたかもしれないな・・・という思いが頭をもたげました。

うちの母は、割と人の気持ちがわかる方です。

それでも、何度も「うちはねぇ、そろそろ子供が欲しいなぁと思ったらななができて、次は男の子がいいなぁと思ったらりー(弟)ができたの」ってよく人に言っていました。

娘である私でさえ、私も不妊かも・・・って思ってからは、この言葉に軽い嫉妬心のようなものをを感じたことがあります。

もちろん自慢したりするつもりはさらさらなかったんだろうけど、今になって私は彼女の気持ちを考えます。

よくうちで「あの人も、もうあきらめて子供のいない人生も考えたらいいのにね」なんて言ってたし。






自分の血のつながった親でさえ、1番身近な母親でさえ、今の私の微妙な心の動きはわからないんだなぁ・・・といった感じです。

たぶん同居でもしていて、いつも話をしていればまた少し違うのかもしれませんが。

でもこの手の話って身内とはできればしたくないっていうのもあって。

なかなか複雑なものですね~


















周期17日目 36.86度 カツラーの話

2007-10-01 | 不妊

       周期16日目  36.92度  




いやぁ、寒い週末でした

真夏日から11月の気温って

身体に気を遣ってる私たちにとっては、困ったものですよね











全然違う話になりますが、昨日の朝日新聞の朝刊に載っていた話。

読まれた方も多いかと思いますが・・・

「パパの頭髪物語」として、薄毛に悩みかつらを使用し、自らを「カツラー」と呼ぶ

お父さんの話が出ていました。

その記事を読んで思ったこと・・・




なんか、不妊に悩む私と似てる・・・って

これだけ書くと、へぇ?どこが?って思われると思いますが・・・



       人知れず悩んでいる
    
       周りの人も気になりつつ(家族でさえ)その話題に触れない

       治療は難しい

       治療や対処法にお金がかかる

       ・・・・・など。




私は、自分の周りに薄毛で悩んでいる人がいなかったので、当事者である方の深刻さに気づいていませんでした

でも、誰にも言えず日々不安が増していき、他人の視線が気になり外出もままならなく

なることもあるかもしれないなって思ったら他人事に思えなくなりました。

「別に子供がいなくたっていいじゃん!そういう人生だってあるよ。子供が全てじゃないんだし・・・」

と笑顔で言われて、傷つく私たちと同様に

「別に髪がなくたっていいじゃん!死ぬわけじゃないしさ、年とればみんな薄くなるんだし・・・」

って言われて傷ついた20代、30代の男性は想像以上に多いのではないでしょうか?



わかってるつもりでも、わかってない・・・

本当に相手の立場に立って、物を見たり考えたりするって、とっても難しいことですよね。