手話通訳者のブログ

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手話通訳/直前の準備

2015-03-11 06:47:40 | 手話
今まで、このブログで手話通訳の事前準備について、いろいろ書いた。
今日は事前というより、開始の1時間前から開始までについて、書かせてもらお。

手話通訳者のみなさん、要約筆記者のみなさん、開始直前には何をしますか?

「うーん・・・」と考えてしまった方、日頃の考察が足りないと思うで。

俺の場合は・・・
以下、時系列で書いていきます。
・トイレに行く
 通訳中に行きたくなったら、大変だ。「すみません、トイレに行ってきます」なんて言っているようじゃ、手話通訳者失格。もちろん、体調が急変するなどやむを得ない場合もあるが、トイレで中座するなど、基本的にあってはならないこと。
 そして、トイレに行くもう一つの理由は身だしなみ。髪や服装は乱れていないか、鏡を見てチェックする。
 歯ブラシも持ち歩いて、直前に歯磨きをすればさらにいいのかもしれないが、これはやっていない。
 自分なりの理由がある。人に迷惑をかけたり、不快感を与える恐れがあるから。
 場所によってはトイレは常に混んでいるケースがある。歯磨きとなれば1分ぐらいはその場に立っていることになり、人に迷惑をかける場合があり得る。

・爪のチェック
 爪は伸びていないか。同時に、手は汚れていないか。爪切りは通訳に行く時は携帯していく。
 「爪なんか、朝、切っておけばいいやろ!」
 その通りだが、直前にチェックすることが大切であるように思う。知らない間に手が汚れていたり、爪の間に黒いモノが挟まっていることもある。
 手話通訳者は手を見てもらう仕事なのだ。

・資料の再チェックと直前シュミレーション
 ここになって、ようやく、手話通訳者らしい(?)内容である。
 その前の二つは手話云々より、「マナー」に近い、当たり前のこと。
 しかし、当たり前のことを当たり前に行うことができる者こそ、プロフェッショナルなんや。




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