爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

人間模様10

2021-09-13 21:24:13 | 日記
「何につけても反対意見を述べる人

良かれと思って勧めたものを断る。

決まり掛けた結論に、最後の最後で反対する。

だからと言って、最初から別のものを勧めたり、別の結論が出ても、やはり逆の方を選ぶ。

そんな「天邪鬼」とも言える人がいる。

このタイプは、自分を過信しながらも、どこかに不安を抱えている。

情報量や知識も多く分析力も高いという、頭のいい人だが、その反面「このままでいいのか」という疑問も抱いているのだ。

だから「もっと他に選択肢はないのか」「もっといい方法はないのか」と考え、その結果に拒絶や反論を示してしまう。

だから「じゃあ、貴方が選んでよ」とか「対案を出して下さい」と言っても、そもそも明確な結論を持ち合わせていないのだから、答えの出し様がない。

いうなれば「不安で心が休まる暇がない」と言う、かわいそうな性格とも言える。



人間模様09

2021-09-12 15:00:12 | 日記
「やたらへりくだる人」

言い訳の多い人と同様に、エリートに多いタイプ。

しかも官僚や一流企業の役員など、確固たる地位にいる人が多い。

これらの人は普段から持ち上げられているので、プライドが高く、自分以外の人をすべて見下している。

端的に言えば「バカを相手にしても仕方ない」と言う位の意識を持っている。

つまり幼児や小動物をあやす様な気持ちで、人に接している訳だ。

だから相手も、自分のへりくだりに応じてくれると安心する。

逆に傲慢な態度を示されると、人が変わった様に激怒する。

その反面で家族や部下に対しては、尊大な態度をとる。

頭が良いだけに、表の顔と裏の顔を使い分ける事が出来るのだ。

こう見ると、普段から偉そうにしている人の方が、裏の顔を勘ぐる必要が無いだけ、付き合いやすいと言えるかも知れない。





人間模様08

2021-09-12 03:15:51 | 日記
「すぐに組織の名前を出す人

まったく仕事とは関係ない場所で、「私は株式会社○○の者です」と自己紹介する人がいる。

この手の人は定年退職した後でも、前の勤務先の肩書や仕事内容をひらけかすので、もっとも嫌われるタイプだと言われている。

ではなぜ、所属する組織の名を出したがる人がいるのか。

簡単に言えば、それだけ自分のアイデンティティーに他ならないからだ。

組織の中の自分は、上司もいれば部下もいて、先輩、後輩、同僚もいる。

そこには確かな相関関係が成立し、自分の立ち位置を確認できる。

会社だけではなく、体育会系の組織なども、同じ事が言える。

ただ、そこから一歩離れた時、自分が何者なのか迷ってしまう。

つまり、組織名は自分の存在を明らかにしてくれる証なのだ。

これがよりエスカレートすると、国家に依存するまでになる。

案外「ネトウヨ」の呼ばれている人は、日本という国を愛しているのではなく、自分を認識したいだけなのかも知れない。



人間模様07

2021-09-11 17:43:51 | 日記
「曖昧な返事ばかりする人」

「行けたら行くよ」は、飲み会などに誘った時によく聞く返答だ。

この場合の返事をした人は、必ずと言っていいほど姿を現さない。

「キッパリ断るのもなんだから、含みを持たせておこう」という考えが殆どだ。

ただ、何かにつけて曖昧な返事をする人がいる。

「出来そうだったらする」「言えそうだったら言う」「買えそうだったら買っておく」などなど。

単純に自信を持てない性格であると同時に、人の事をあまり考えない薄情なタイプと言って過言ではない。

「行けない」「出来ない」「言えない」とはっきり伝えてくれれば、言われた方は対処が出来る。

にも関わらず曖昧だと、どう対処いいか迷う。

そんな返事を受け取る側の気持ちを考えない、自分勝手な性格なのだ。

しかも、傷つく事が怖いので、追求される事を拒む。

「だって明日の事なんて、誰にも分からない」「出来るか出来ないなんて、その時にならないと分からない」などと、呆れる様な事も言いかねないので、最初から人数に含まないか、大切な案件は任せない方がいい。





人間模様06

2021-09-10 00:19:59 | 日記
「言う事に責任を持たない人」

勧められて買ったけど、大して良くなかった。

それを勧めた人に告げると「ホント、あれは良くないわよね」と言う。

太鼓判を押してくれたから行ってみた店が、サービスも悪いし味もイマイチだし。

それを言うと「そうなの、じゃあ私も行かない」と言う答えが返ってくる。

無責任この上ない話だが、本人はまったく気にしていない。

そんな人がいるだろう。

つまり、あくまでも耳にした噂を伝えているだけで、自分では確認していないし、それを悪い事だとも思っていない。

ただ、又聞きの情報を伝え、知識の豊富さをアピールしたいだけの人間だ。

このタイプはおしゃべりだが話題に乏しく、しかも調べたり確認したりと言う面倒な事は大嫌い。

広告や口コミに扇動されやすいが、自分自身は意外と慎重なのである。

だから、結果が悪いとメディアなどの情報源のせいにし、良ければ自分の手柄にする。

ただ、情報の入手だけは素早いので、その部分だけは役に立つかも知れない。