爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

人間模様09

2021-09-12 15:00:12 | 日記
「やたらへりくだる人」

言い訳の多い人と同様に、エリートに多いタイプ。

しかも官僚や一流企業の役員など、確固たる地位にいる人が多い。

これらの人は普段から持ち上げられているので、プライドが高く、自分以外の人をすべて見下している。

端的に言えば「バカを相手にしても仕方ない」と言う位の意識を持っている。

つまり幼児や小動物をあやす様な気持ちで、人に接している訳だ。

だから相手も、自分のへりくだりに応じてくれると安心する。

逆に傲慢な態度を示されると、人が変わった様に激怒する。

その反面で家族や部下に対しては、尊大な態度をとる。

頭が良いだけに、表の顔と裏の顔を使い分ける事が出来るのだ。

こう見ると、普段から偉そうにしている人の方が、裏の顔を勘ぐる必要が無いだけ、付き合いやすいと言えるかも知れない。





人間模様08

2021-09-12 03:15:51 | 日記
「すぐに組織の名前を出す人

まったく仕事とは関係ない場所で、「私は株式会社○○の者です」と自己紹介する人がいる。

この手の人は定年退職した後でも、前の勤務先の肩書や仕事内容をひらけかすので、もっとも嫌われるタイプだと言われている。

ではなぜ、所属する組織の名を出したがる人がいるのか。

簡単に言えば、それだけ自分のアイデンティティーに他ならないからだ。

組織の中の自分は、上司もいれば部下もいて、先輩、後輩、同僚もいる。

そこには確かな相関関係が成立し、自分の立ち位置を確認できる。

会社だけではなく、体育会系の組織なども、同じ事が言える。

ただ、そこから一歩離れた時、自分が何者なのか迷ってしまう。

つまり、組織名は自分の存在を明らかにしてくれる証なのだ。

これがよりエスカレートすると、国家に依存するまでになる。

案外「ネトウヨ」の呼ばれている人は、日本という国を愛しているのではなく、自分を認識したいだけなのかも知れない。