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花の咲き乱れる桃源郷のような境内をぬけるとすぐ右の墓地に若冲さんの墓碑があります。
斗米庵若冲居士墓と刻まれています。
若冲の号をつけたのは、その人柄をよく理解し、愛していた相国寺の僧、
大典禅師・梅荘顕常(バイソウケンジョウ)であったと言われている。
『若冲』とは「老子」にある「大盈(ダイエイ)は冲(ムナ)しきが若(ゴト)きも、其
の用は窮(キワ)まらず」 おおきく満ちているものは何もないように見えるが、
その働きは窮めることができないに由来するするそうです。
若冲さんは、オタクという説もあるようですが、
たんなるその言葉に当てはまらない大きな才能を持った人だったのでしょう。
また、この墓碑銘の斗米庵というのは、晩年隠棲者として石峰寺の古庵に住み、
米一斗に絵一画を報い斗米翁として、寛政12年9月10日85歳の生涯を閉じた
ことから名づけられたとのことです。
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