ものぐさ日記

~明日は明日の風が吹く~
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ホピの予言

2006年04月16日 | 映画、音楽、本、観劇
三宮、モダナークカフェにてドキュメンタリー映画「ホピの予言」の上映会イベントがあったので行ってきた。
衝撃的で重い映画だった。。。

引用させてもらったサイト:「ホピの予言」公式サイト
***
アメリカ南西部、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ、コロラドの四つの州がひとつに交差しているフォー・コーナーズと呼ばれる地域。砂漠と、グランド・キャニオンなどの巨大な渓谷に囲まれたここは、ホピ族やナバホ族など、ネイティブアメリカン(インディアン)たちによって、聖地として守られてきた土地であった。もしここが破壊されたら、それはナバホやホピのみならず、全地球的な規模の自然の変動が起きてしまうと、彼らによって信じられてきた。

とりわけホピは、ここを偉大なる精霊(グレートスピリッツ)から与えられた土地であり、また地球上のすべての生命のための聖地であるとして、2000年以上前から、この大地の番人としてここを管理してきたのだ。そして偉大なる精霊から与えられたという予言の石板を守りつづけてきたのである。

その石版の予言の中に
“空から「灰の詰まったひょうたん」が落ちてきて、海が煮えたぎり陸が燃え、 数え切れない人々が死んだなら、これまで秘密にしていたホピの教え、 予言、伝承を広く公表しなくてはならない。”というのがあり、 これがヒロシマナガサキに落とされた原子爆弾の事を表しているとしています。

また、フォー・コーナーズ地域は現在、膨大な量の石炭、石油、そして地球最大のウラニウムのベルト地帯といわれ、とくにアメリカのウラン資源のほとんどがその大地の下にあり、世界のウラニウム・キャピタル、グランツやアメリカの原子力司令部ともいわれるロスアラモスを配した、いわばアメリカ合衆国の核開発の心臓部に変貌してしまっています。

核兵器であれ、原子力発電であれ、核開発の原点は、ウラン鉱石の採掘から始まり、その原点の採掘からすでに被爆者が生み出されている。

そして聖地はそのための巨大な核廃棄物の処理場に変わり果ててしまい、国家的犠牲地区という名称で、ホピやナバホを被爆させながら、多国籍企業によって開発が押し進められてきた。日本の原子力発電の燃料のウランの何パーセントかは、この聖地から採られたものが使われています。

つまりは、全ての生命の根源とされるホピの聖地を破壊し、平和利用という名でそれらを消費しているのである。
***

残念だけれど本当に起こってることで、これから起きようとしてることで。。。
ネイティブアメリカンはもう何千年も前からその土地に眠る資源の力の危険性を知っていて、警告していたんだなぁ。。。
ホピの人が言うには、こんな風に地球の体の一部である資源や鉱物を掘り出してしまいうことによって、いろんなバランスを崩すことになってしまって、異常気象や大地震などが起こるのだとか。。
でもそれ以上に、大地の恵で大量破壊兵器を作ってしまって、それが世界中で作られようとしてることが恐ろしくて、権力を持つたった一握りのバカな人間のために地球は恐ろしい方向へ進んでしまってるんだ。。。と思った土曜日の午後でした。
重くてゴメンナサイ

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2 コメント

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考えさせられるね (ゆき)
2006-04-17 16:42:13
こてっちゃん、ホントに重い映画だね・・・。



なんてコメントしていいか分からないけど、

人間は、おごりすぎているのではないかと私は思います。

地球に生きているのは人間だけじゃないのだから、もっと謙虚に「生かされている」と思わないとね。
Unknown (こてつ)
2006-04-17 19:46:33
>ゆきっぺ

コメありがとう。

この映画を見て、衝撃的で人間は「大変なことをしてしまったんだ!」って思っても、じゃあ何が出来るのか?というとこれは本当に難しいよね。。。

核開発に反対!と思いつつ、結局のところその恩恵を受けているのが実状なんだもんね。。。その矛盾をすごく感じました。

昨日たまたま夜にNHKでチェルノブイリ事故から20年のスペシャル番組を見てたんだけど、それを見て、でもやっぱり間違ったことをしてると感じたし、ゆきっぺの言うように人間はもっと謙虚にならないと。。ね。

ほんと、こういう問題は難しい