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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

風蓮湖のオオワシ

2022-02-07 19:03:24 | ワシのいる風景
12月の気温があまり下がらなかったせいで、風蓮湖が凍るのが遅くなった。
1月に入り寒気が入り、ようやく氷の厚さが30㎝以上になった。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ 風蓮湖のオオワシ ★
 
ただ、厚くなるのが遅かったせいか、今年は氷下待ち網漁の網の設置数が少
ない。
 
例年なら湖面のあちこちに網が仕掛けられている光景が見られるのに、ぽち
ぽちしか見られません。
 
湖面に出てワシの姿を探しますが、遠くてなかなか見つけられません。走古丹
街を目指して歩いて行くと湖面に降りているオオワシの姿が見えだしました。
 
 
夫婦の漁師さんが網を上げています。あわてて近寄って行くとすでに漁師さんが
残して行ってくれたカレイやカジカを争って食べに来ています。
 
 
網を仕掛けるために切り出された氷の塊の上にオオワシが止まっています。
それぞれが魚を1匹ずつを掴み森に帰って行きます。

エゾジカの群れが向かってきた

2022-02-05 20:10:35 | エゾジカの四季
野付半島先端。強風で雪が吹き飛ばされ、枯れ草が露出しています。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
       ★ エゾジカの群れが向かってきた ★
 
湿原や草地は吹き飛ばされた雪がたまり、硬くなっています。前足で雪を掻く
には自助努力がいります。
 
その硬い雪を避けてメスの群れがやってきて、集まっています。
 
 
気配を消して氷の上をゆっくり歩いて行きましたが、気づかれてしまいました。
 
 
じっと動かず、立っていると群れがこっちに向かってきました。
気づかなかった先頭の個体が私の方へ走ってきます。
 
 
30mほどになり見つけたのか、慌ててよけていきました。
 

 


エゾリスの長い耳毛

2022-02-04 14:34:39 | 生き物バンザイ
日の出が早くなってきた。太陽が出るとマイナス10℃以下の気温が1時間足らず
で5℃以上、上がる。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ エゾリスの長い耳毛 ★
 
太陽のエネルギー、恐るべし。光りが眩しさを増してきて、雪に反射してくる
光りで森が明るくなってきた。何かわくわくする。
 
 
エゾリスが締まった雪の面を軽快に走っている姿を見かけるようになった。
サモエドのスズハに見つかると動きをぴたりと止め、こちらを見ている。
 
耳が目立つ。厳寒に耐えた耳。耳本来の長さは3分の1ほどしかないが、冬毛が
伸びて、魅力的な耳の形になっている。ミミズクの耳羽みたいになっている。
 
 
耳の毛が伸びるだけで顔が魅力的なるから面白い。メリハリが利いて、かわい
らしさが10倍以上になる。
 
これだけ生えると耳の周縁が凍傷になる心配がない。剛毛がしっかりして、
雪や水も弾いてしまう。機能的には見事な役目を果たしている。
 
光りに透かされて浮き上がる尾の毛の長さも見事なものだ。
 
 
最近、枝や針葉樹で作った丸いねぐらを良く見つけることができる。毛の
おかげで樹洞でなくても休むことができるのだ。