窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

休む時は保護色

2021-11-16 19:50:59 | シギ・チドリ
少なくなったとはいえ、シギたちがまだ渡って行きます。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ 休む時は保護色 ★
 
 
時期的に干満の差がすくないので干潟は利用できにくくなっています。
 
 
砂浜で採餌できるハマシギたちが立ち寄って行きます。潮があがってくると
アマモが打ち上げられ、乾燥となった砂地で休んでいます。
 
 
冬羽が砂や乾燥アマモの色にまぎれやすくなっています。見事に保護色にな
っています。
 

 


そわそわ、なんだ

2021-11-15 18:48:11 | カモ類
湾内から湿地の池に水浴び、休息に来るオナガガモたち。羽の手入れや翼に頭
を入れやすんでいます。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ そわそわ、なんだ ★
 
池一面でのんびりしていたカモたちが一斉に頭を上げ左側へ移動しだしました。
 
 
何事が分からず眠っている個体もいますが、とにかく何か変だ。みんなが同じ
方向へ移動していきます。何かを感じスーッと音なく静かに動く様子は壮観だ。
 
 
そわそわしながら「?」、頸を伸ばし探っています。まだ気づかないか個体が
いて、先が詰まってきます。やがて落ちつきましたが・・・。
 
しばらくして分かった。周りに茂る葦の中から・・・キタキツネが出てきた。
 
 
そわそわの原因でした。

 


オオハクチョウの親子

2021-11-13 20:51:35 | オオハクチョウのいる風景
オオハクチョウがアムール川湿原から移動してきて、もう1カ月以上になります。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
         ★ オオハクチョウ親子 ★
 
今季は内陸のデントコーンが不作だったせいで、野付湾に滞在するオオハクチ
ョウが多いように見受けます。
 
牧草よりも湾内に生えているアマモの方が好みのようです。
 
 
潮の満ち引きが激しい野付湾。時間帯により水鳥たちの分布域が違います。
特にアマモを食べるオオハクチョウやコクガン、オナガガモは時間帯により
毎日、寄り集まっている場所が違います。
 
 
また、天気によっても違います。強風が吹くと風上の浅瀬に集まり、時には林
に囲まれた入り江のような場所に集まります。
 
オオハクチョウの親子、4羽が風に押しやられるように岸辺にやってきて食事を
しています。黒っぽいのが今年生まれの若たち。2羽の親に守られるように行動
しています。
 
 
風に押し流されるようにどんどん移動してきて、私の前を通過して行きました。
 

冬毛がふわーぁ

2021-11-11 19:10:31 | キタキツネの生態
キタキツネの毛がふわふわになってきました。
1本1本がまっすぐに伸び、光にあたって光り輝いています。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
今季はエルニーニョ現象のせいで久々に海水温が低くなるようなので凍るぞ。

 


エゾジカ、クライマックス

2021-11-10 19:06:13 | エゾジカの四季

この時季、森や草原の中から「あうーぅ」という雄たけび。甲高く、遠くまで

響いてきます。聞き始めてからもう1カ月近くになります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

          ★ エゾジカ、クライマックス ★

メスとオスの群れが混じり合う貴重な時季。

大きなトロフィー角を持ったオスジカが、一生懸命にメスのご機嫌を窺ってい

ます。発情したメスがいつか心を許し、自分に振り向いてくれるのか、焦らず

繰り返しよりそっていきます。

メスが振り向いてきて、自分の口元に口を寄せてくる瞬間を待っています。

接吻してもらってから、わずか12秒のために。