窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

勝手にバンビ

2020-08-26 17:32:39 | エゾジカの四季

昨日の続きです。

目の前にやってきたバンビ。私を見ているのに訝っただけで、水かさが増して

きた干潟を歩きだしました。丁度、青空が広がり、鏡のようになった水面を

ゆっくり進みます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

             ★ 勝手にバンビ ★

真っ直ぐに向かってくるのかと思ったら、左の方へ歩き出しました。水底

えているので、キタキツネのようにへっぴり腰ではありません。

一歩一歩確かめるように歩いてきます。なにを考えてるんだか、怖くないのかな、

こちらの方が心配してしまいます。

けっこうすいすい歩きます。なんてドキドキする瞬間、これを愉しまなくては、

自分に言い聞かせ、あどけなく、可愛さ満開のバンビに見とれてしまいます。

近寄ってきて、立ち止まり、私を見ます。初めて見る「人」なんだろうか、

こっちも緊張して動けません。

さらに歩きだし、近づいてきます。もう目と鼻の先です。こちらの岸にたどり

着き「こやつは何だ」と確かめ、満足したのか、元来た方向へ帰って行き始め

ました。

確かめたせいか、慌てることなくしっかりと落ちついた足取りで、少し深くな

ってきた水の中を歩きます。

振り向き、私の動きを気にし、お母さんの方へ帰って行きました。最後に振り

向きほっとした雰囲気。

緊張した小さな冒険だったのだろな。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿