昨日の続きです。
目の前にやってきたバンビ。私を見ているのに訝っただけで、水かさが増して
きた干潟を歩きだしました。丁度、青空が広がり、鏡のようになった水面を
ゆっくり進みます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 勝手にバンビ ★
真っ直ぐに向かってくるのかと思ったら、左の方へ歩き出しました。水底が見
えているので、キタキツネのようにへっぴり腰ではありません。
一歩一歩確かめるように歩いてきます。なにを考えてるんだか、怖くないのかな、
こちらの方が心配してしまいます。
けっこうすいすい歩きます。なんてドキドキする瞬間、これを愉しまなくては、
と自分に言い聞かせ、あどけなく、可愛さ満開のバンビに見とれてしまいます。
近寄ってきて、立ち止まり、私を見ます。初めて見る「人」なんだろうか、
こっちも緊張して動けません。
さらに歩きだし、近づいてきます。もう目と鼻の先です。こちらの岸にたどり
着き「こやつは何だ」と確かめ、満足したのか、元来た方向へ帰って行き始め
ました。
確かめたせいか、慌てることなくしっかりと落ちついた足取りで、少し深くな
ってきた水の中を歩きます。
振り向き、私の動きを気にし、お母さんの方へ帰って行きました。最後に振り
向きほっとした雰囲気。
緊張した小さな冒険だったのだろな。
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