窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

あらしの跡に

2021-12-23 19:27:12 | キタキツネの生態
 爆弾低気圧が通過して行った。根室海峡に突き出た野付半島はもろに強風
の影響を受けていた。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ あらしの跡に ★
 
北西の風が吹いたようで、北側の海岸にはホタテが多数、打ち上げられた。
 
風下の湾内の海岸には大量のアマモが山なりに打ち上げられた。
 
 
ホタテが打ち上げられるくらいだから、きっと多数の生き物も打ち上げられた
はずだ。
 
それを探しにキタキツネが海岸線を歩いてくる。強風の最中は動けなく、ひも
じい思いをしていたが、あらしの跡はビッグなプレゼントが必ずある。
 
 
ホタテだけではなくホッキガイやアサリ、砂の中に棲むゴカイ、海底のナマコ、
ウニ、ホヤなどたくさんの生き物が打ち上げられる。
 
 
すでにカモメたちがたくさんやってきて食べつくしているが、キタキツネは埋
もれている食べものを探し、とり出すことができる。
 
 
嗅覚という機能はとっても助けになる。出遅れても、それぞれの持って生まれた
能力が役立つ。
 
嗅覚が強い生き物は慌てない。おっとりしたものだ。