窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

タヒバリ

2020-09-16 18:37:04 | 山野の鳥

小鳥の渡りが始まりました。ロシア東部の亜寒帯地域やサハリン、千島列島

などで繫殖していたタヒバリが渡ってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

              ★ タヒバリ ★

野付半島は渡りの通過地点。群れを成してやってきます。干潟湿地に降り、採餌

していて、近寄ると飛び出してきます。チッチと鳴き、近くの枯れ木や電線に止

まり、こちらの動向をしっかり見て、遠ざかって行きます。

野付湾内の干潟を囲む湿地、丈の低いオオシバナが生えている泥土の草地に入り

込みうろちょろしています。湿地に棲む生き物を捕っています。嘴に泥を付け、

時々周囲を見ながら警戒しています。

野付半島のナラワラの枯れて林立している枯れ林の明るい場所にたくさんの

タヒバリが集まっていました。ゆっくり進むと、警戒したタヒバリが草の中

からバッタみたいに飛び上がってきます。

まずは近くの枯れ木の上に止まり、こちらの動きを注視しています。タヒバリは

よくプリデターに狙われます。ハヤブサやコチョウゲンボウ、ハイタカなどが

この時期には姿を見せ、捕獲しているので、神経質になっているのです。

数が多く、彼らを引き付けるのです。

越冬する本州に渡って聞く期間、タヒバリは滞在します。おかげで猛きん類が

愉しめます。