５３歳一刀貫の剣道挑戦記～百七十一本目！

おはようございます一刀貫です！ぼちぼち夏っぽい季節になってきました。熱中症には気を付けて、しっかりと稽古をして参りましょう！

 

さて昨夜も「力を抜く」にはどうしたらよいのか、をテーマに稽古してみました。そこで「力を抜く」よりも左手の小指薬指にしっかりと「力を入れる」ことを意識することで、それ以外の上半身の脱力を意識出来るようになるのではないかなと試してみて…うーん、あんまりうまくいかな・・・あれ？

 

Ｋ澤先生と誰か、見慣れぬ剣士が話しをしてるな、あれは一体…あ、もしやもしや・・・

 

ゆうた君だ！

 

わー！ゆうた君が稽古に来てくれた！江少剣育ちのゆうた君。我が息子剣士の小学校からの親友で、我が家にも良く遊びにきてくれました。剣道も大変強く、今は教職員となって剣道部の顧問としてとても忙しい毎日を過ごしているそうで。そして今度江東区の代表として試合に出ることになったとかで、稽古に来てくれたとの事。いやぁ嬉しいなぁ！！

 

さて早速切り返しを受けさせてもらうと、まぁ速い速い！ナニか、君の竹刀は空気で出来てるのか！？というくらい速い、受けるの必死(笑。そしてまずは最近入会して頂いた、七段のＨ先生にお願いして稽古をつけて頂く事に。Ｈ先生は私のような枯れた剣道ではなく、まだまだ活き活きとした剣道をなさるので、ゆうたとの稽古を私がぜひ見てみたい！と思ったからでした。しばらく見取り稽古させて頂くとまぁ思った通りすごいすごい！どちらも速いし色んな技飛び出すし、攻めと攻め返し、また攻めを抑え込むような感じとかなんでしょう、受けて飲み込むような感じとか。見ててとても興味深い。そして気が合った時の、爆発するような相面のすごいこと！いやぁ、良いもの見せて頂きました！

 

その後わたしも、ゆうた君に稽古つけてもらいました。そりゃもう実力は雲泥ですからばかすかにやられながら、なんというか、嬉しくて嬉しくて、万感の思いでした。私が剣道始めるずうっと前から、剣道に励んで成長する姿をずっと見てきました。可愛いかった姿も知ってるし、大会で優秀な成績を収めてる姿も知ってるし。そのゆうた君と竹刀を交えられるとは、剣道を初めて続けてきて、本当に良かったなぁと心から思いました。

気分はどうも何だかノスタルジックモードになってしまい、いつもの帰り道も、もうしばらくで８年通った懐かしい道に見えました。とぼとぼ歩きながら思い出すのはやはり、辛かった事ばかり。真夏の稽古にへばってヘロヘロになった事もありました。稽古で痛めた足を引きずりながら、でもその足よりも、全然うまくいかない自分の不甲斐なさに胸の方がよほど痛んで、悔し涙に街が滲んだ事もありました。辛い悔しい！・・・でも、嫌だと思ったことは全然無いんですよね、一度も全くこれっぽっちもありません。辛い悔しい、でもこの気持ちって多分、楽しいんだと思います。「楽しいこと」は決して「楽なこと」じゃない。むしろ「辛い悔しい」に正面からぶつかっていること、そして乗り越えるためにご指導を頂ける事、どうしたらうまく行くんだろう次こそもっとうまくなってやろう、そう考える事。そういう環境にいれる事こそ、楽しくて、幸せな事なのだと思いました。

 

そして続けていれば、今日のような本当にうれしい事もある。と思ったら、江少剣を巣立って行った子達のたくさんの顔が思い浮かばれました。あの子たちともいつか竹刀を交えられたら嬉しいなぁ・・・っていやいや、少しはまともに相手出来るように精進しとかねば！

 

がんばりまっす！！

 

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