kosakuの雑念

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マンガ学への挑戦

2009-11-20 12:25:30 | 日記
夏目房之介著「マンガ学への挑戦」(2004年)を読了。
著作権とか周辺世界の哲学的考察は興味深いが、それはそれとして「作品は誰のものか」という議論は考えさせられる。マンガでは特に思いつかないが映画「地獄の黙示録」はDVDでみようと思ったら「特別完全版」しかなく、自分はノーマルのもの(VHS版で所有しているが)がよいのになあと常に思う。追加シーンは別にいいけど最後に村が爆撃により破壊されるシーンがごっそりカットされている。あれによって住民ごと歴史から抹殺されてしまうというクライマックスがうやむやになってしまっている。なんだよそれって感じだ。

しかしマンガ評論は、連載マンガのキャラクターの寿命引き伸ばし、作品延命戦略についていろいろと論じて欲しいものだ。それが小説との違いだと思うのだが。


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