経済学は役に立つか

というほど大げさな話でもないが、GDPなる統計数字について懐疑的なエッセイを少し前に読んで思ったのは、確かにGDPは家事労働などの売買されないものの価値を反映しないし、大気汚染などの生活環境悪化も反映しない。しかし、そんなことを言い出したら、人々の収入をくらべるのも無駄ということになる。いまの有効求人倍率は0.9を割り込んでいるらしいが、個々の求職者からしたら、学歴経歴資格年齢によって引く手あまたの人もいるだろうし、面接すらしてもらえない人もいるだろう。結局何を思ったのかが思い出せなくなった。