富士スピードウェー開催の運営のまずさやらいろいろあったトヨタのF1活動が終了するそうだ。ホンダの時もそうだったが、どうして金がかかりすぎると言われたターボチャージャーの時代より遥かにスカイロケット状態になっているのがどうにも解せない。なんかうまいやり方がないのだろうか。報道ではこれからはエコの時代的なことを言っているわけだが、70年代もそんなこと言ってなかったっけ？だいいち、フォーミュラーカーは寸法排気量等制約条件のある中で最大限のパワーを引き出さなければならないわけで、軽くて大出力かつ効率的なエンジンを作らなければならないわけだから省エネルギー開発そのものだと思うのだが。おそらくは技術開発と関係ない部分でお金がかかるから撤退なんだろうな、それだったら仕方がない。
というほど大げさな話でもないが、GDPなる統計数字について懐疑的なエッセイを少し前に読んで思ったのは、確かにGDPは家事労働などの売買されないものの価値を反映しないし、大気汚染などの生活環境悪化も反映しない。しかし、そんなことを言い出したら、人々の収入をくらべるのも無駄ということになる。いまの有効求人倍率は0.9を割り込んでいるらしいが、個々の求職者からしたら、学歴経歴資格年齢によって引く手あまたの人もいるだろうし、面接すらしてもらえない人もいるだろう。結局何を思ったのかが思い出せなくなった。
東京湾に面した公園に行ってよくよく見ると、飛行機はひっきりなしに飛んでいるな、とは思う。しかし、この辺でずいぶん仕事をしたこともあるが飛行機がうるさいという意見を聞いたことがない。というより高層住宅では風切り音のほうがうるさいと思う。つねに相当な風が吹いていて窓を開けるどころではない住宅も多いだろう。なぜ浦安市の市長がハブ空港論議で騒音問題を持ち出してきたのか疑問である。なにより浦安市のような場所ではどうしてもそこに住まなければならない必然性が感じられない。あくまで隣接する東京の発展ありきの埋立地だし、ディズニーありきの浦安ではないか（鉄鋼団地などもあるが）、交通の発展に反対してどうする！というのは極論だとしても、どうにも釈然としない。羽田の24時間化がありうるかどうかはさておき、浦安で住民運動が盛り上がるのはかなり可能性が低そうな気がする。市長は誰の利益を代弁しているのだろう。
このライトノベル現在4巻まで出ているらしいが、一気に読んでみた。ちょっと若干秋葉原等に興味のある日本語学習者への教材になるのかなあと思っていたが、案外振り仮名がすくない。ライトノベルはほとんどに振り仮名が振ってあるかのように記憶していたがただの印象論だったのだろう。それはともかくとして、高校生の主人公が通う学校が家から1キロしかなく徒歩通学だったり、勉強を教えてくれる幼馴染がいたりするので、ちょっと都合よすぎるなあと若干もやもやするものの、主人公が悪戦苦闘しつつも降りかかる問題を解決していく様は爽快である。特別に無能という設定でもなくかつ有能過ぎず、推理力や行動力周囲の協力を得て突破していくのは気分がいい。問題を引き起こす肝心のオタクの妹があまりに知力体力経済力とも超人的なのがアレだが、話の都合上仕方がないのだろうか。なんかうまいことオタク的な情報収集術やら情報整理術を使って学校の成績がいいというような話だったらよかったのに、とは思う。あと話の本筋には関係ないが、秋葉原のワシントンホテルなくなっちゃったなあと若干懐かしく思った。