ボニー・タイラーのPVがヘンというエントリーを書きましたが、今回はその関連。とは言ってもヘンなのではなく、その逆。やはり「愛のかげり」のジム・スタインマン作品で、さながら映画を見たような感動に包まれる一本。
それもそのハズで監督はマイケル・ベイ。アメリカの田舎での少年時代の物語、というだけでもおお、となってしまうんですが、そこに飛行機(複葉機)もからんできますよお立ち会い。というと「パール・ハーバー」の最初のあたりを思い出しますが、コッチが元祖というかモトネタというかマイケル・ベイの原風景なのかも。
PVはロッキー・ホラー・ショーのエディことミートローフの93年のヒット・シングル
"Objects In The Rear View Mirror May Appear Closer Than they Are"
タイトル長ッ!とお思いでしょうが、スタインマン作品はそんなんです。
「ヒーロー」は「Holding Out For A Hero」
「愛のかげり」は「Total Eclipse Of The heart」
「今夜は青春(今夜はANGEL)」は「Tonight Is What It Means To Be Young」
「愛にすべてを捧ぐ」は「I'd Anything For Love(But I Won't Do That)」
エア・サプライの「渚の誓い」は「Making Love Out of Nothing at All」
セリーヌ・ディオンの「イッツ・オール・カミング・バック・トゥー・ミー・ナウ」は…まんまカタカナ表記にすんなよこんなもん。
ちなみにこの長い長いタイトルは車のバックミラーに書かれた注意書き
"objects in mirror are closer than they appear"のもじり。
ミラーに映ったものは思っているより近いぞ…みたいな。
「ジュラシック・パーク」でTレックスに追いかけられるジープのドアミラーにコレが書いてあるのがブラックで印象的でしたが。
意味としては逆になってるわけですね。
Pvは歌詞のストーリーはそのまんまに映像化で、自動車を飛行機に変えて派手かつ叙情性を増しております。うん。実はマイケル・ベイ好きなんすよ(こっそり)。パールハーバーとかバッドボーイズ2は微妙だけど。次回作もビックリだけど。いや嘘、ティーザー予告みたらかなり真面目に作っているようで期待してるんですけど。
だがそれは遠く遙かな思い
But it was long ago and it was far away
神よ、すべてはあまりにも遠い
oh God it seems so very far
人生がハイウェイにすぎないなら、心は疾走する車
And if life is just a highway, then the soul is just a car
バックミラーに映ったものたちは現実よりもずっと近くに見えるもの
And objects in the rear view mirror may appear closer than they are
歌詞
ミートローフが少年の成長した姿、というコトなんだろうけどその辺微妙な気もしないでもない。大きくなったなあ…というか…デカすぎっつーかー容貌魁……いやいや。ちなみに父親を演じているのがどっかで見た顔だなーと思っていたらロバート・パトリック(T-1000)でした。