画寫庵Progressive

松平惟光の写真日言己巾占。

初夏のいろどり

2006年06月15日 | 御飯庵・菓子屋庵

ここのところイカナゴの時以来の明石の旬の魚ブーム(当家にて)到来。
まずはタコタイイカナゴとともに明石の代表魚に挙げられるアナゴ。
新鮮な物がキレイに開かれて(自分でさばくのは大変)おります。
”蒸しアナゴ”で検索(Google)して一番最初に表示されるサイトの
レシピを参考に。

うむうむうまいうまい。
ほっこりとやわらかい中にもぷりっとした弾力があり
あっさりした中に適度な脂と旨味が凝縮されている。

ちょっと失敗したのはぬめりを取るためのお湯が熱過ぎて
身に熱が入り、蒸し過ぎになってしまったこと。
あとでたこ検定のテキストを見ると
モロにそのことが「注意すべし」事項として書かれていて
反省。実学になってないよ。


次は目にも鮮やかっていうかハデ!なベラ。
水族館で見てもうまそーとは思いづらい色ですが
南蛮漬けを代表に各種調理法で楽しめるとか。
大量にあるぬめりと細かく色鮮やかなウロコを取り
煮付けに。


クセがなく柔らかい身。
生前のお姿からは予測できないクセのなさ。
しかしやはり少々抵抗が。
ウロコ取りでおとなしくなったもののお顔がハデなままだし。

刺身。フツーの刺身と残した皮を軽くあぶったもの。

あ、少々ふるせお刺身っぽい。魚と言うよりアマエビっぽい。
さすがにこちらは抵抗少ない。

姿造りはダメだな。


カワツエビ。
魚の棚ではこの時期、店先に大量に無造作に盛られて
元気なヤツが路面に溢れて飛び出していたりする小エビ。
ガラエビのイメージがあったので、今まで見ても
特に買おうという気は起きなかったけれど
たこ検定のテキストを見て試しに購入。
頭のカラのみをはずし
(付け根のトコロをつまんで上に持ち上げると
細いひらひらの手も残してキレイにむける)
まっすぐに揚がるよう串を打って
唐揚げ粉と片栗粉を半々で混ぜた粉をまぶして
カラッと揚げると

いやあ!すみませんでした!いままで無視してて!
ガラエビとちがってカラが口当たりの邪魔になることもなく
パリパリと食べられて、しかもしっかりした海老の身の味もする。
おすすめされるわけがよくわかります。