Fedoraブログ

Linuxのディストリビューション、FedoraCoreに関して日々感じたことを綴っています。

Tips: JFBTERMを使おう

2005-12-15 18:21:38 | FC Tips
@IT:日本語化フレームバッファターミナルjfbtermを使うには

 日本語化フレームバッファターミナルJFBTERMのインストール方法を紹介します。
個人的には、konよりも安定していて使い易いと思います。
ただしjfbtermを使用するには、Linuxをフレームバッファモードで起動する必要があります。
(参照Tips: フレームバッファモード)

 JFBTERM Projectにはtarボールしかないので、rpmでのインストールが出来ません。
そこで私家版rpm集 jfbtermのページから以下の3つのファイルをDLします。
jfbterm-0.4.7-matchy3.nosrc.rpm
jfbterm-0.4.7.tar.gz
efont-unicode-bdf-0.4.2.tar.bz2

 あとはrpmbuildするだけ…というのもアレなので、rpmbuildの方法をば。
rootでも可能ですが、安全性を考慮し通常は一般ユーザでrpmbuildします。
ではそのコマンドです。
$ cd  # (ホームディレクトリに移動)
$ echo "%_topdir `pwd`/rpm" > .rpmmacros
$ mkdir -p rpm/{BUILD,RPMS,SOURCES,SPEC,SPECS,SRPMS}
$ mkdir -p RPM/{i386,i586,i686,noarc,noarch}
これで準備OKです。

 ではDLした3つのファイル(tmpにあるものとする)を移動させます。
$ mv /tmp/jfbterm-0.4.7-matchy3.nosrc.rpm rpm/SRPMS
$ mv /tmp/jfbterm-0.4.7.tar.gz rpm/SOURCES
$ mv /tmp/efont-unicode-bdf-0.4.2.tar.bz2 rpm/SOURCES

 最後にrpmbuildでrebuildを行います。
ここではi686パッケージを作成することにします。
また今回はFC4に的を絞ってのrebuildです。 (FC1~FC3ではオプションの指定が必要らしい)
ちなみに長いので2行に分けてコマンド入力しています。
$ rpmbuild --rebuild --target i686 ¥
> rpm/SRPMS/jfbterm-0.4.7-matchy3.nosrc.rpm
もし成功すれば~/rpm/RPMS/i686にjfbterm-0.4.7-matchy3.i686.rpmが作成されます。

 依存関係でエラーが出れば、yumで必要なパッケージをインストールするなり、あるいは何処かからDLしてください。
ちなみにjfbtermのrebuildにはautomake14が必要です。
automake17があるから…ではなくautomake14をインストールしてください。
……僕はそれで嵌まりましたよ、えぇ。


 では最後にコンソール画面で以下のコマンドを入力してください。
$ jfbterm
これでずらずらと文字列が表示されますが、最終的には画面が切り替わります。
manを見るなり、日本語テキストファイルを見るなりご自由にお使いください。

 余談ですが、このjfbtermを利用すればxtermでも日本語が表示出来るようになります。
と言っても、最近のxterm(yumでDLしたもの)はデフォルトで日本語が表示出来る(?)みたいですが。


最新の画像もっと見る