Fedoraブログ

Linuxのディストリビューション、FedoraCoreに関して日々感じたことを綴っています。

Tips: Java 1.5.xで日本語を表示させよう

2005-12-28 09:29:12 | FC Tips
 FCにJavaを入れてすぐの状態では日本語を表示出来ないはずです。
それを解消しよう、というのが今回の趣旨。
基本的にはJDKの場合である$JAVA_HOME/jre/lib/fontという書き方を使っています。
JREの場合は$JAVA_HOME/lib/fontのように置き換えてください。
またこれはJava 1.5.xの場合の対処法ですので、1.4.x等では使えません。(汗)

 方法は2つあります。
1つ目は、$JAVA_HOME/jre/lib/fontconfig.properties.srcを編集する方法。
2つ目は、$JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallbackを作成し、そこにフォント(のシンボリックリンク)をコピーする方法です。
今回は簡単な2つ目の方法でいきましょう。 (^^;

 最初にディレクトリの作成です。
# mkdir $JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback

 次に作成したfallbackディレクトリにフォントのシンボリックリンクを張りましょう。
まずはfallbackに移動。
# cd $JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback
次にシンボリックリンクの作成。
# ln -s /usr/share/fonts/japanese/TrueType/kochi-gothic-subst.ttf ./
# ln -s /usr/share/fonts/japanese/TrueType/kochi-mincho-subst.ttf ./
以上です、簡単でしょ?

 最後に一旦ログアウトして設定を反映させればOKです。
試しに、このgooブログにあるおえかきツールでも使ってみてはいかが?
それと僕は試していませんが、kochi以外のフォントでも問題無いと思います。


 以下蛇足。
もし
$ printenv | grep JAVA_HOME
で何も表示されなければ、Javaのホームディレクトリが指定されていません。
~/.bashrc等で指定しておくと良いかも。 (特に問題無かったりもしますが)
何故か(?)自動的に登録される場合もあるので、その場合は適宜ということで……。

 /usr/local/j2sdkにJavaをインストールしたとすると、
export JAVA_HOME="/usr/local/j2sdk"
export JDK_HOME="$JAVA_HOME"
export JRE_HOME="$JAVA_HOME/jre"
export CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/lib/tools.jar
export PATH="$PATH:$JAVA_HOME/jre/bin:$JAVA_HOME/bin"
を~/.bashrc等に記述しておけばOKです。

Winnyも問題なのですが

2005-12-28 06:55:44 | 日々不精進
12月だけで2度目、またもや関電がWinnyで情報流出~経産省も厳重注意 (INTERNET Watch) - goo ニュース

 もちろんWinnyを利用した結果として情報が流出するのは言語同断ですが、PCのウィルス感染による情報流出も問題です。
このNewsの中での個人PCが何を意味するのかは分かりませんが、もし業務用のPCだとすればそれはセキュリティが甘いということになります。
あるいは個人的な(自宅で使用する)PCに業務情報が入っているのだとすれば、それ自体がおかしいということになります。

 いずれにせよ、情報セキュリティに関する認識が甘いと言わざるを得ませんね。
情報系企業ではなくとも、個人情報を始めとした業務情報は堅牢なシステムで保護しなければならないのです。
こういう問題では完璧、という解決方法は存在しませんが、それを目指すくらいの気持ちで励んでもらいたいものです。
さもなければその企業のイメージは確実に悪化し、積み上げてきた信頼も一気に崩れ去ってしまいます。
もちろんその情報に関わる人間の不利益は当然として、です。